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可愛さ余って憎さ百倍

例えば君が命を落としても
涙は当分出ないだろう
何度だって消えてくれと思った
なのに明日ほら死んだらまた後悔ばかりだ


「嫉妬」がこの世に溢れていることを
君はもう少し知っておいた方がいい
いつか背中を刺されるから。
こういう言葉でしか自分の気持ちを伝えられないのは
当然、僕の本性があまりに醜いからだ


伝えた好きの100倍は好きって思った
そして、その10倍は死ねって思った
好きはプラスの感情だけじゃないと教えてくれたのは君だったね
そして今日も何事もなかったかのように君を誘うんだ


これまでの時間を返しておくれよ
君の自分勝手に振り回された時間を。
一度きりの青春時代が君のせいでどす黒くなって。
頭では分かってる。もちろん僕のせいだ。


どうやったら悪人にならず嫌がらせができるかなんて考えて
例えば毎日誘って困らせてやろうかとも思うけど
嫌われたくないという気持ちが遮って
喉まで出かかった言葉はすんでのところで止まる
一度すら言えない。怒るのに向いてない。ほんとは喧嘩したいのに


言ってくれなきゃ分からないよ。なんて保証できなくて。言えなくて。
このぶつけようのない好きは


どの姿だって君は頷くだけで
結局何も言えずじまい


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