普通の会社員が会社を辞めて選挙に立候補して議員になるまで その6 インターネットやSNSの活用
選挙コンサルタントおかたかしです。
自己紹介もかねて自分が初めて選挙に出たころの思い出をお話しします。6話目の今回はSNS。10年も前の話をしても仕方がないので、今だったらというお話にします。
インターネット選挙活動の解禁は2013年から
いまやあらゆる日常活動に欠かせない広報ツールであるウェブサイト。
選挙・政治活動においても、2013年の公職選挙法の改正で、インターネットでの選挙活動が解禁されてから必要不可欠な広報宣伝ツールとなっています。
SNSではさらにタイムリーに選挙活動を配信できますので、選挙活動向きです。2013年の改正時点では、SNSがそこまで普及していなかったので、公職選挙法の改正の副産物ともいえます。
SNSによる選挙活動・政治活動
SNSでは、地域性のある発信があふれています。地域情報を収集するためにSNSを使う人も多くて、同じ地域のSNS友達が多数いるわけですから、地域の選挙の話題も遠慮なく拡散されます。また、有権者と双方向のコミュニケーションも容易であり、SNSから政治家のファンをつくることができます。一方で、不用意な発信から炎上してしまう事例も見受けられます。候補者の地金が伝わってしまいやすいツールともいえます。
SNSもいくつかのチャネルがあります。主要なTwitter、Facebook、Instagram、YouTubeは全てアカウントを開設しましょう。同じコンテンツを発信しても構いませんが、チャネルごとにフォロワーの違いを意識した発信をすることが印象はいいでしょう。
いろいろSNSごとの紹介をいたしました。これから政治家になろうとするあなたへのおススメは、地域を歩いて印象に残った写真を撮りためていくことです。珍八景、グルメ、道路の補修希望、イベントや、飲み会での楽しげな写真、週に2，3本ずつFacebook、Instagramにアップしましょう。他の人と映った写真は許可を得てタグ付けしておきましょう。すると、リアルに人脈が広がっていきます。
また、Facebook、Instagramのアップした写真に文章を加えてブログも作成しましょう。ブログを作成したら、Twitterでもシェアします。Twitterの投稿は、他には、演説などの街宣活動の告知や報告、Newspicksで時事ネタコメントを連動投稿、毎日数回ツイートするようにして、生きてるアカウントであることを示しましょう。
そうすると、フォロワーとのコミュニケーションも増えてきまして、自然とフォロワー数も増えてきます。
あと大切なことですが、Twitter、Facebook、Instagramでフォローされたら、できるだけフォロー返しをしましょう。変なアカウントはスルーで構いません。そして、自分のタイムラインに上がってきたフォロワーの投稿はほぼ盲目的にいいね！しましょう。1日1回15分くらい集中的に処理しましょう。現職の政治家は、お高くとってしまい、SNSで双方コミュニケーションをしない傾向がありますので、新人政治家としては、ぜひ、取り組んでほしいところです。
当選に向けたウェブサイトの構築
ウェブサイトでは、今や選挙活動として利用できるので、「投票してください！」「ＯＯ選挙候補者」と直接的な表現を使用することができます。
選挙活動のためのウェブサイトも、一般的な商用サイトと同じく商品である候補者の特徴を簡潔に伝えられる構造であることが好ましいです。トップ画像で候補者のイメージ、有権者が知りたい情報である候補者のプロフィール、候補者の政策へのアクセスがスムーズであることが求められます。
ウェブサイトをきれいに作成するだけでなく、一般的な商用サイトと同様にSEO対策が必要です。SEOとは、検索エンジン最適化（Search Engine Optimization）の頭文字を取った略称で、グーグルなどの検索エンジンにみつけてもらいやすいようにキーワードの分析をして、キーワードに沿ったページの構成をし、有効なリンクを得るようにしておくことです。いざ選挙期間に突入してからウェブサイトを作成しても、十分なSEO対策はできません。
勝てる選挙戦略
選挙活動でウェブサイトを有効活用するためには、
政治活動でウェブサイトのコンテンツを充実しておくことです。
戸別訪問、街宣活動、インターネットによる政治活動こそ、泥臭く積み上げていくことが必要になります。候補者の資質や支援者の状況によって、戸別訪問、街宣活動、インターネットによる政治活動にどう配分していくか計画していくことになります。
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