6年前のあの日
2015年9月25日に開いた、センジュ出版の設立記念パーティー。
雨の中、115名ものお客様が千住に集まっていただき、忘れられない一日に。
この日、ご来場のみなさんに御礼をお伝えするため会場を端から挨拶していったが、閉会までに端までたどり着けなかった。
それほどにたくさんの方に支えられて会社を立ち上げることができたことを、6年ぶりに思い返す。
この時のスピーチでは、なぜ会社を作る場所が千住なのか、このまちへの思い、会社のモットーであるしずけさとユーモアについて、そしてこれからのことなどを話した。
川と川に挟まれた自由のまち千住は、いい意味での無法地帯。
「江戸にあって江戸にあらず」とかつて呼ばれたそうだが、自治のセンス、長い物に巻かれないスタンスは、現在のこの地にも通じているように思う。
なので創業時から、書籍の出版はもちろん、このまちの魅力を発信することにも文字通り地に足をつけて取り組むことにした。
コロナ前までは毎年地域のイベントなどを企画、主催するなど、このまちに数多くの方々を招き続けてきたので、この事態が収束したらまた、場の編集も引き続き手がけていきたい。
パーティー当日、準備、進行に尽力してくれたのはインターンの大学生。
事務所のリノベを手がけてくれたのは義父。
事務所開所からパーティーの後片付けにも協力してくれたのは夫。
元気でいてくれたおかげで助けられた息子。
その息子の面倒を見てくれた両親、義両親。
誰ひとりが欠けても、あの日のあの時間は違ったものになったと思う。
6年経った今も、心からの感謝を。
本当にありがとう。
次は10周年か。
その日を笑って迎えられるようまた1年1年をしずけさとユーモアをもって、
努力あるのみ。
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