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ADHDの特徴や対策、日常生活で出てくる困りごとについて 【発達障害を知ろう】

ADHDって、聞いたことはあるけれど、実際どんな症状なのか分からない人もいますよね。そこで、この記事ではADHDの特徴や、日常生活で出てくる困りごと、それらに対する対処法についてお伝えしていきます。

そもそもADHDって何?

ADHDとは発達障害の1つで、注意欠陥・多動性障害のことです。特徴としては、下記の3つがあります。

  • 不注意型:集中が苦手で気が散りやすく、忘れ物が多い

  • 多動型:落ち着きがない

  • 衝動型:思いついたことをすぐ行動に移してしまう


複数の特性を併せ持つことが多く、どの特性が強いかは人それぞれですが、大人になると不注意が目立つようになります。


日常生活ではどんな困りごとがあるの?

ここでは、ADHDの人が日常生活でどんなことで困っているのか、お伝えします。項目としては、下記の3つがあります。

  • 整理整頓が苦手で、物を無くす

  • 朝起きられない

  • 衝動買いをする


それぞれ対策法も合わせて、紹介していきますね。


1,整理整頓が苦手で、物を無くす

ADHDの傾向が強い人は、物を探していることが多かったり、大事な物を無くしてしまうことが多いです。

これは、何か物を置いたときや何かしている最中に、別のことを考えてしまうので、物がどこにあるのかを把握していないからです。

また次々に物をためて忘れたり「片付けよう」と思っても先延ばしにしてしまうので、机の上が山積みになってしまい、必要な書類が見つからなくなってしまうのです。


対策

上記の困りごととしての対策方法として、下記があります。


必要な物は1つにまとめておく:玄関前に箱などを用意し、財布や携帯等外出に必要な物は1箇所にまとめておきましょう。


物を体から離さない:財布やパスケース等の重要な物は、チェーンを使って腰に繋げたり、カードホルダーに入れて首から下げておくと、無くさないです。

なくしそうな物にGPS付きのタグをつける:鍵やスマホ等、どこに置いたか忘れがちな物には、GPS機能を使って位置を特定できる「忘れ物防止タグ」をつけると、探し物が見つかりやすいですよ。


(整理整頓)

定期的に片付ける:「毎日5分だけ、○○を片付ける」「毎月□日には、ここを片付ける」等、自分の中でルールを決め、整理整頓する

物を減らす:「1年以上使わない物は捨てる」等、ルールを決めて処分する等、物が増えないようにする。


2,朝起きられない

ADHDを含む発達障害を持っている人は、体内時計の働きにくさを伴いやすいうえ、衝動的に何かを行うと、集中力が途切れるまで作業に没頭します。それが夜更かしに繋がり、朝起きられなくなってしまうのです。


対策

夜更かしせず、起きる時間を一定にする:就寝時間にアラームが鳴るようにセットするなど、寝る時間に気づけるようにルーティン化しましょう。また夜更かしをしても、朝起きる時間を一定にし、朝の光を浴びることで、体内時計がリセットされますよ。

翌朝すぐに動けるような工夫をする:朝起きたとき用のご褒美を用意したり、目覚ましやスマホに翌朝重要な予定を書いた付箋を貼っておくと、頭がはっきりしてすぐに行動しやすくなりますよ。


3,衝動買いをする

ADHDの衝動性が高い人は、「欲しい」と思ったら後先考えずに購入してしまいます。「引き落としや振り込みの期日が迫っているのに、お金が足りずに困ってしまう」という経験をしても、それ自体を忘れてしまい、同じ経験を繰り返してしまうことも多いです。


対策

買うことにブレーキをかける工夫をする:「買い物をするときはリストを作り、それ以外は買わない」「ネットショッピングは振り込み払いにし、振り込み期日まで考え直す時間を作る」等、買うことに対するブレーキの数を増やしたり、ブレーキを強くする工夫を取り入れましょう。

使えるお金を制限して管理する:「家賃などの固定費用」「生活費などの変動費用」「貯金用」等、口座を分けておくと、制限しやすいです。また財形貯蓄や自動積立など、毎月決まった額を預貯金に回すように設定すれば、自動的に貯金ができますよ。

クレジットカードは持ち歩かない:「どうしても衝動買いをしてしまう」という人は、クレジットカードを持ち歩かないようにしましょう。ネットショッピングなどでどうしても必要な場合は、限度額を下げたり、支払いは1回払いを基本とする等、使うときの「ブレーキ」を決めておくと良いです。


まとめ

いかがでしょうか。この記事では、以下のことについてお伝えしてきました。

  • ADHDには不注意型や多動型、衝動型がある。

  • 日常生活の困りごととしては「整理整頓が苦手で、物を無くす」「朝起きられない」「衝動買いをしてしまう」

  • 工夫やルーティンを作ることで、困りごとを軽減することができる


ADHDには短所ばかりがあると思われがちですが

  • コミュニケーションに積極的

  • 発想力が豊かで、新しいことを思いつく

  • 頭の回転が速く、物事に柔軟に対応できる


という長所もあります。なので、困りごとを改善することができれば、日常生活で長所が役立つのです。

ADHDに困っている方、是非試してみてくださいね。

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