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今は昔〜誕生日に60年前を振り返る〜

けんすけです。

突然ですが、今日7月5日は誕生日、61歳になりました。

60歳になった時は、
もう還暦か、、
と感慨があったものですが、
そこから先は特に感想もなく、
気持ちの上では淡々としています。

寿命は分からないので、
明日かもしれないし、
20年先かもしれない。

50代の頃との違いは、
以前より日々大切にするよう、
心がけているくらいでしょうか。


さて、今回は60年前の思い出などを織り交ぜつつ、
今との違いなど語ってみます。

私は昭和34年生まれなので、
終戦後まだ14年しかたっておらず、
まだ戦争から抜けきっていない、
そんな時代です。

街で軍服の方を見かけることも
ありました。

マンガも戦争ものが人気で、
「紫電改の鷹」など、
夢中になって読んでいました。

鉄腕アトムを連載で読んで、
「将来は学者になる」
と決心したりしていました。

家には井戸があり、
トイレはもちろん、、


スーパーやコンビニの出現前で、
近所の商店街に活気があって、
元気のよい声が飛び交っていましたね。

テレビは白黒、
小学校の暖房は達磨ストーブで、
冬になると毎朝、用務員さんのところへ
係がコークスを取りに行きます。

ストーブも煙突も剥き出しで、
触ったら大火傷です。

小学低学年の教室に、
燃え盛るストーブがデン、と置いてあるのですから、
今なら安全上問題があるとか、
騒ぎになるでしょう。

それでも、事故はなかったので、
低学年なりに、危険は察知していた、
少なくともストーブの近くでふざけている子は、
見たことがありませんでした。


高度成長期に入ると、
家電が増えたり、
なんとなく便利になっていきました。

朝7時から夜11時まで営業している、
便利なお店ができたのもこの頃です。

クーラーを初めて見たのは中学の時ですが、
夏は暑いのが当たり前、
むりして冷やしてどうする、
と、当時から冷房は好きになれませんでした。

ちなみに、冷暖房付きのエアコンの登場は
まだずっと先の話です。

テレビが色付きになったり、
車でお出かけできるようになったり、
生活が徐々に変わっていきました。

高度成長期は、
華やかで明るい時代だったように記憶しています。


人々の生活は、
時代とともに変わってきていますが、
この頃はゆっくり、徐々に
でしたね。

今の変化は、
実に目まぐるしく、
ひとときも同じ場所に止まっていないと言うか、
止まることが悪いことのような風潮です。

コンピューターが普及し、
携帯が普及して、
次々に新商品が投入されて、
正直、還暦の私は、
ついていけません。

ここまで技術が進化して、
以前より便利になったかというと、
あまりそうとも思えません。

携帯が出現した時には、
余計なものが出てきたと、
苦々しく思ったものです。

携帯を持たされると、
24時間、会社と繋がっているようで、
開放されないんですね。

携帯などなくても、
全く不便はなかったのに、
今では「ないと困る」と私でも感じています。


生活を劇的に変えた要員は、
PC、携帯、インターネット
の3つでしょう。

この3つは一体となって、
我々の、あらゆるものを変えていきました。

個人的には、利便性よりも、
弊害の方が大きかったと感じていますが、
その話はまた別の機会に。


ひとつ言えることは、
ことビジネスに関しては、
圧倒的にやりやすくなったということです。

これについては、
技術の進歩に感謝しています。

Window98が出たのが38歳の時。

当時は自分がコンピューターの仕事をするなど、
考えてもいませんでした。

40歳でSEに転職し、
PC未経験から始めて、
なんとか今までやってきました。

そして今では、
そのPCを使ってビジネスをやっています。

20世紀の頃には、
私のような素人がビジネスをするなど、
考えられないことでした。

ビジネスをするには、
多額の資金とか、専門スキルとか、
いろいろなものが必要でした。

それが、今では
家にあるPC一台でできてしまうのです。

ありがたいことです。

この今流のビジネスで、
60代は乗り切っていこうと、
まだまだ若い気で、
張り切っています。

昔は昔、今は今ですね。

現代のいいところを掬い取って、
歩んでいきたいところです。


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