君はストーリーを持っているか?
けんすけです。
人に何かを訴えようとする時には、ストーリーを語るのが効果的です。
ストーリーなら、すんなり耳に入ってきますし、印象に残ります。
ビジネス、つまり、何か売りたい商品がある場合は、なおさら効果的でしょう。
ここでは、商品を顧客に印象付ける方法について考えてみます。
あなたが、ステーキ屋を営業していたとして、
見込み客から
「友達を連れておたくの店に行こうと思うのだが、どうやって紹介したらいいか教えてくれ」
と問い合わせがあったとしましょう。
あなたは、お店の特徴を、なるべく簡潔に話さねばなりません。
長々と話しても、相手は覚えきれませんので。
「駅から歩いてすぐだ」
突然のことで考えがまとまらず、こんなことを言ってしまってはいけません。
駅前にはいろいろな店があり、立地はあなたの店を際立たせる特徴にはなりませんね。
聞かれたらすぐ答えられるよう、答えは用意しておくべきです。
「うちの店は素材がいいのが売りでね」
これは何も言っていないに等しいですね。
素材とは何を指すのか、どういいのか、が伝わってこない。
これで電話の相手は、友人を説得できるのでしょうか。
「品質には自信があります。松坂から直送の肉に、我が店オリジナルのソースがよく合います」
これなら、具体的で、大分美味しそうに聞こえます。
松坂、オリジナルソース、というキーワードで、電話の相手は納得するかもしれませんね。
ここでさらに、
手間暇かけて育てられた特選牛、
輸送の際の味がおちない工夫、
お店でカットする際のこだわり、
オリジナルソースの厳選素材、
ソースを作成する手間暇、
椅子テーブルは、ステーキを食するのにピッタリなものを、海外から取り寄せている、
など、簡潔な言葉で添えてはいかがだろう。
聞く方は、
牧場の牛から始まり、
カットされた肉、
ソースの味、
自分がその店で実際に食べるまでの過程を、
頭の中でイメージすることができますね。
これが、ストーリーを語るということです。
具体的に話すことで、相手の想像をかきたて、ぜひ行きたいと思ってもらえる。
これはリアルビジネスだけでなく、
もちろんブログなど、ネットビジネスでも使える手法です。
ブログの記事は、何か訴えたいことがあって書くわけですが、
主張をただ述べても印象には残りません。
よほど、個性的な主張なら別ですが、そこまでのオリジナリティを発揮できる人は多くはないでしょう。
そこで、主張を補足する、エピソード、つまりストーリーを付け加えます。
読み手は、主張よりもエピソードの方が心に残ります。
そのエピソードから、逆に、
「ああ、あのブログはこんな主張をしていたな」
と思い返します。
自分のビジネスを差別化したい時、
ビジネスの特徴をイメージできるストーリーを考えてみましょう。
特徴だけを列挙するより、顧客の心に刺さる、効果的な宣伝となります。
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