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英会話オンラインレッスンでの気づき💟シニア編

オンラインで英会話のレッスンを始めました。
習っているのは『日常英会話』のビギナーコースです。

2か月やってみて気づいたことをまとめます!
始めるかどうか迷っている方の参考になれば幸いです。

オンラインレッスンを始めた理由

そもそも隠居生活3年目は、母を見送ったこともありただボーッとする日が続いていました。
何かしなくっちゃと考えていた折、「英語はとにかく続けることよ!」と、留学先の教師たちが言ってくれたことばを思い出しました。

カタコトの英語で話せるようになったことに浮かれ、帰国した直後こそ小説の「ハイジ」を辞書を片手に読みきりましたが、それで満足していました。

留学先の教師からもらった本


教師の顔を思い出し、英会話の学習をもう少しやってみようと、フィリピンの学校のオンラインレッスンを受けることにしました。

最初のレベルチェックテストでは、「ヤル気と自信はあるが、文法も語彙力も発音もすべて基礎からやること」という結果でした。
自分の実力と立ち位置がはっきりしました。
とりあえず1回25分間のレッスンを月に20回程度受けることにしました。

2か月間のレッスンでの気づき♪

1 英語を使うことに慣れた

最初は、楽しい留学生活は何だったのかと思うほど、口も回らずシドロモドロで、教師の顔も見ずにテキストの会話文を読んだり質問文に答えるのに精一杯でした。
ですが、事前に単語を調べたり文法を確認したり、ユーチューブをみて発音の基礎を練習したりしていると、回を重ねるごとに英語を聞くこともゆっくり話すこともでき、英会話の雰囲気に慣れてきました。

2 事前に言いたいことを翻訳して練習するとよい

レッスンの初めに毎回、今日は何をしたか、天気はどうかなど聞かれます。そのため「鶏肉を焼いた」「あなた方の島の東側に台風が発生して北上しているので日本に台風が来るだろう」など言いたいことを翻訳して準備します。そしてジムの行き帰りやお風呂の中でひとりごとをつぶやきます。練習しておくと話が一応伝わり自信にもなります。
ただ「YouTubeを見た」と答えたら何を見たのか突っ込まれてしまい、討論番組の内容を伝えるのに苦労しました。油断はできませんが、それがまた新しいことばの勉強にもなります。

3 文法表現の英語表記をメモしておく

基本的な文法表現の前置詞(Preposition)、不定詞(Infinitive)、動名詞(Gerund)などの英語表記を調べておくと、教師がさりげなく使っても意味がわかります。英語で説明を受けてもチンプンカンプンなので日本語で調べておくことをおすすめします。WhyやWhatでの聞かれ方や答え方、正しい(correct)、正しくない(incorrect)の表現も必ず出てきます。

4 ビギナーには中学英語の学び直しが重要

今回「すべて基礎から」という結果だったのでwebサイトで中学生で習う文法を見てみました。不定詞の否定形など習ったかどうかも忘れていることがありました。基礎が理解できていないとはそういうことで、相手はお見通しなんですね。
やはりカタコトはカタコト。コミュニケーションはある程度図れるけど、正しい英語表現を使って正しく伝わるようにすることが大事だと改めてわかりました。

5 海外の情報や文化を知ることができる

時差1時間のフィリピンの人と直接話せるのは特別な時間です。ハロウィンの日の様子や、海外のニュースがどのように伝わっているか、コロナの予防接種状況、物価なども聞けます。一方フィリピンでは経験できない雪の感触やスキー、新幹線などについて聞かれることもあります。
隠居生活で人との会話が少ない自分にとって、教師は様々な情報を得られる、学習を兼ねたいい話し相手ともいえます。
同じ教師を指名すると、違う日に話題をつないだり掘り下げたりすることもできます。

6 英語教師をひとり占めできる貴重な時間

自分ひとりのために25分間も向き合ってくれる教師の存在は貴重です。そう考えるとレッスン価格は決して高いとは言えません。
私がレッスンを受ける学校の教師は外国人に英語を教える資格を持った人ばかりで、さすがに長時間のレッスン指導でお疲れの表情の時もありますが、明るく優しく教えてくれる人が多いです。
イギリスでは個人レッスンの価格は非常に高く手が出なかったし、グループレッスンは12、3人もいて個人が話す時間はあまりもてませんでした。

そして、これから


”目標がなければ成長はない”
レッスン中、何かしたいことは?行きたいところは?食べたいものは?と聞かれ、すべて「特にない」と答えて教師と大笑いをしたことがあります。

今、中学英語を復習しているうちに、せっかくなので履歴書に書ける(書く機会はまずありませんが。)資格試験を受けてみようかと思い始めました。今後、何かしたいことは?目標は?という教師の問いかけに答えられる成長した自分になれるかも知れません。

”世の中に役立つとは思わないが、期限のない大学院に入るココロ意気”
先日、脚本家の内館牧子氏の講演会で「高齢になったら一番やりたいことを学ぶこと。世の中に役立つとは思わないがその年齢ならではの深い学びができる。」と聞きました。50歳過ぎに仕事を辞めて大学院に入り、興味をもった相撲について3年間の研究をされた74歳の方のことばには説得力があります。

どんな分野でもそうでしょうが、シニアが英語の基礎から学ぶことは、卒業期限のない大学院に入るようなものかもしれません。
英語を話す場合、単語や文法などのほか、使われる背景や文化なども目を向ける必要があったりします。留学先の教師の「続けて!」のことばは、語学は奥が深く完成形はない、甘くはないが必ず得られるものがあるから、というありがたいココロのことばだったと思います。


・・・オンラインレッスン、しばらく続けようと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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