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短い人の一生

2022年5月17日

昨日突然、人の一生というのはたかだか70~80年の生涯だということがその生涯の初めから終焉までを見渡せる客観的なレンジで見れるようになる瞬間があり感慨を覚えた。人の一生70,80年でその人の生涯の功績が積み重ねられるのだ。そのような功績なるものと無縁な存在は、

70,80年生きてから手ぶらであの世行きとなるのだということ。

人類の歴史はだいたい5000年とすると、人の一生はそのうちのたかだか70,80年しかこの世にいないということだ。

何とも短い生涯か。。しかもこの広い地球上でごく限られた場所でしか生涯を生きられない。

悠久な世界の歴史見聞も訪れる場所は生涯で限られている。

肉体的にも精神的にも成長期、勢いのある10代、20代を経て安定の30代,さらなる成長の40代を迎え、後半生の安定から肉体精神両面全体の下降期を迎える50,60代、老年期である70,80代を経て人は死んでいく。

いったい何をこの世に残せるだろうか?得難い異性と出会い結ばれるのも奇跡に近いことだ。

さらに結婚し家庭を築き子供を産み育てることは、たぶん個人ができる最大のことなのかもしれない。

自分もなんとかそれを果たそうとしている。次の世代につなげるのだ。

それにしてもこの長い人類の5000年の歴史の中で、たったの70,80年しかこの世の変遷を見れないということは、いかにひとの一生が短く儚いということか?大小さまざまなミスや小さな罪も犯し、一瞬の輝きもかすかに味わえて前に進むの連続。

たったの70,80年しか生きないのであれば、考え感じるべき重要なことがより鮮明に見えてくる。

逆に小さくどうでもよいことに拘泥することは、この貴重な時間の無駄遣いということになる。

この限られた70.80年の生涯を外側から一瞬でも客観的に眺められるようになると、

ある意味、自分の生涯を凝縮し純化して見られるようになる。

光陰矢の如し、とはよく言ったものだ。

自分も残された命を最大限に有意義に生かしていきたいものだ。

人生の意味とは?畢竟、一生をただ生ききることだけでも、平凡ながら大いなる人生だと思う。

そして、この残された有限の人生をその最低のレベルと最高のレベルともにすべて受け入れて最大限の人生経験を積み重ね、生きるとは?という探求を極めつつ、いざ死ぬときはそれら生涯の航跡の一切を捨て去り未練を残さず消滅することにあると思う。

 

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