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息子 宿題失格!

主夫の薄衣です。

息子は春から小学1年生。
小さな身体に大きなランドセルを背負って、
青々とした雑草の茂る道を
毎日登校しています。

黄色い帽子と、
ランドセルの蛍光カバーがなければ、
完全に景色に埋もれます。
この2つの大切さがやっと分かった、
今日この頃です。


ハナマル

息子が通う、近所にある普通の公立小学校。
宿題はほとんど毎日出ます。
ほんの数分程度で終わるようなものですが。

毎日自宅で勉強する習慣をつけるには
いいのかもしれません。

宿題は、先生が採点して返されます。
ハナマルなんかをもらった日には、
息子も大喜び。

俺、ハナマルもらった

とか教えてくれます。



でもある日。

俺、今日は宿題失格だったわ

えっ!失格!?って何?

私、チョット動揺します。


失格って・・・

ある日の宿題。

それは、
描かれた動物の数を答えるもの。

問題文には

「かずをかぞえて すうじでかきましょう」

とあります。
息子が失格とされた回答はこちら

失格の「4」

息子は、
「先生からそう言われた」と言うのですが・・・
合格ではないから失格、とかですかね。


息子、ヘコんでいます。
というか、ムッとしています。


問題自体はちゃんと理解して、
回答した息子。
動物の数は合っていました。
「4」匹です。
(ピンボケですいません。)

でも書いた数字が【キレイ】ではなかったことで、

「失格」に。

そらぁ、【キレイ】に書かせるために
マス目があるのは分かるんですけどねぇ。
そういう課題でもあるんでしょうけどねぇ。

言い方を変えると【正しく】書く、
ということなんでしょうかねぇ。
で、息子は【正しく】書けていない、と。



それが教育なんでしょうかねぇ。
そんなもんですかねぇ。


例えばこんなんは、

【フォント】の違い。


そんな感覚ではダメですかねぇ。

疑問と不満が渦巻く息子に、
とりあえず、主夫の父は

「こんでええやん。分かるし。
    大丈夫だよ。」

とだけ伝えました。



息子 悔しがる

先生が赤で書いた字をなぞって、
書き直すよう言われたらしい息子。

父ちゃん、コレやらないとダメ?

と聞いてきます。
おっ!チョット反発しとる!
でも表だって喜びにくいので、
努めて表情は冷静を装う私。

「どうした?やりたくないんか?」と私。

やらない」と息子。

「そっか、分かった。それでいいよ。」
と私。


先生に書き直しを命ぜられ、
それに反発した息子。
それはそれでいいじゃない、
と思ったのです。

やらないことを自分で決めた息子に、
成長を感じてしまった父でした。

字は汚いかもしれない。
でもね、


ちゃんと自分で

「NO」って

言えまっせ、うちの息子は。


バッテン

茂木健一郎さんと竹内薫さんの対談本を読んでいたら、こんなことも。

竹内さんがある大学で講演した時に、そこの方から相談された話しです。その方のお孫さんが、学校でバッテンをもらったそうなのですが、

「車が5台止まっています。そこにあとから3台止まりました。全部で何台止まっているでしょう」という問題があって、「孫は3+5=8と書いたらバッテンをもらっちゃったんですよ。先生は5+3=8が答えだというんだけれど、おかしな話しですよね」と言って怒っているわけです。それを聞いて、「それはナンセンスですよね」という話をして笑ったんだけど、算数の演算では足し算と掛け算は交換できるから、先生がそういうことをやってはいけないんですよ。

茂木健一郎/竹内薫『10年後の世界を生き抜く教育』P64

私は竹内さんや、相談された方の仰ることに同意です。定められた1つの答え以外はバッテンが学校なんでしょうか。

皆さんはいかがでしょう。

こんなんでバッテンもらったら、その子の意欲を削ぐんじゃないかなぁ・・・と思うんです。


令和の世になったけれど

字が汚いのは遺伝だし、
「ごめんなぁ」と
心で息子に詫びつつ、

学校って、
昭和も令和もいつの世も、
きっと明治の頃から


「変わっとらんなぁ」と思った薄衣でした。

皆さんのお子さんが通われている
学校はいかがですか。




時代が移り行く中、
世界の荒波に揉まれても
飲み込まれないような人間を、
学校は育てていますか?


しかし、竹内さんや茂木さんがこれを見たらなんと仰るかなぁ?



今の私に出来ることは、とにかく息子を見守る、そして味方になる。いつでも、いつまでも応援する。まずはそんなところです。

学校や先生にもの申して、そこを変えようとは思いません。

今回のことも、自分たちがそこを超えていければいいかな、と思っています。


今回のタイトル画像はメイプル楓さんから。
かわいい画像をありがとうございました。

最後までお読みくださり、大感謝です。
またのお越しをお待ちしています。



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