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神輿の鳳凰

日野 晴美 作 272×242mm
“Mikoshi Ornament - Chinese Phoenix ” by Harumi Hino

 色紙サイズの作品で、お神輿の上に据えられている黄金の鳳凰が描かれています。日野さんはもう1点大きな作品を出展していて、その作品には御神輿全体と担ぎ手の一部も…。つまり、この鳳凰はその作品の一部なのです。
 一方は黒い輪郭の中に金色を入れて、お神輿の姿を明確に表現していますが、小さい方の作品では、輪郭も中身も少し光沢の違った2種類の金色を使用。そのため、鳳凰のそのものの姿にスポットが当たっています。一方がお祭りの雰囲気を描いた写実的な作品で、他方は黄金の鳳凰が少し抽象的な感じがしますね。
 金は確かにお祭りの華やかさを表現する色でもあります。額装した絵はもう一つ華やかに見えますので、ぜひギャラリーで直接鑑賞してみて下さい。

(「金の輝き」展  2024.6.12~6.29 於:剪画アート&スペース http://bit.ly/hc8WTq)


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