見出し画像

SendTheTheater 制作日誌 #2

今週の動向 5月22日〜26日

こんばんは。発起人の戸田です。
今日は5月26日です。
第1回投稿から少し時間が経ってしまいすみません。
今週も、連日色々と動向がありました。

簡単にどういう動きがあったか、記録として残しておきたいと思います。

・5月22日

この日は大きな動きがありました。
運営チームに心強い2名が合流したのです。

1人目は、小崎愛美理さん。
彼女自身、劇団フロアトポロジー の主宰であり、演出家、女優でもありますが、制作にも長けている方で、毎回チーズtheaterを支えて貰っているのです。
2人目は、僕が映画で3度ご一緒しているプロデューサーの深澤知さん。
フットワークが軽く遊び心満載なのに、冷静に判断も出来る優秀なプロデューサーさんです。

この2人が加わり、既に参加していた、村野玲子さん、劇団員の大浦千佳と合わせて5名となりました。
実は、全員こういう運動は初めてなんですよね。
「それぞれの特色を生かして手探りでも楽みながらチャレンジしていきましょう」とオンラインで顔合わせをしたのでした。
しかし、そろそろ慣れてきますね。初めましてがオンラインって。
良いのか悪いのか…ですけれど。
どちらにせよ、戸田は一安心をした日だったのでした。笑

・5月23日

SNS公式アカウントが完成。
情報解禁に向けて、この制作日誌と共に動き始めました。

公式Twitter ←クリックしてね。

公式Instagram ←クリックしてね。

公式Facebook ←クリックしてね。

そして、プレスリリース第1弾の草案が完成。
広報担当となった深澤さんが早速作ってくれました。
プレスが出来ると、この運動が何に向かっているか可視化されるので、内部の人間にとって共有の助けになったり、気づきがあったり良いものですね。
これを受けての意見交換で更に企画がハッキリしてきました。

・5月24日

運営チーム、それぞれが週明けに向けての準備をした日でした。
そして、安倍総理から明日の25日に、緊急事態宣言が解除される兆しが。

戸田個人としては、22日に行われたWeNeedCultureさんの大きな配信イベントをアーカイブで拝見しました。

こちら、7時間くらいあります。
そうそう、僕は映画でも活動しているので、SaveTheCinemaの運動も当初から少しお手伝いもしていて、映画人、演劇人、双方の沢山の知人が、ビデオレターやゲストで出席していて、励まされる反面自分たちの行いのちっぽけさに恥ずかしくなったり、色んな気持ちになりました。

だけど、まぁ、僕たちは小さな劇場で演劇をし続けるこれからの演劇人達にとっての新しいモデルを模索することが目的だったので、大きなことではなく、足元をしっかり頑張ろうと明確に気持ちを切り替えられたのは良かったと思います。

・5月25日

非常事態宣言が解除。
いよいよ新たな一歩がスタートします。
withコロナ演劇の時代へ。

【SendTheTheater】のロゴが決定しました。

画像1

「劇場」と「カメラ」をモチーフにしたシンプルデザイン。
劇場のカラーは赤。カーテンやレッドカーペットなど、赤のイメージが強いところから。
カメラのカラーは空色。外と繋ぐ意味合いを込めて、空の色にしました。
デザイナーは、この運動に賛同してくださったドゥアップの石井さん。
「演劇にはお世話になってきたから」
と、笑顔で喜んで快諾してくださったのです。
本当にありがとうございます…

・5月26日

配信チームと、運営チームのプレイベントに向けての全体打ち合わせを行いました。
舞台となる、サンモールスタジオに主なメンバーが集い、初顔合わせ。


やはり顔を合わせて話が出来ると安心感がありますね。
これはアナログなのかもしれませんが、顔を付きあわせられると、心の底がちゃんと伝わりあってる感覚があります。

**参加者はこちらのメンバー。

・サンモールスタジオ支配人 佐山泰三さん
・サンモールスタジオスタッフ 虫生さん
・Sunborn代表 北原豪さん
・irori代表 伊東カズタカさん
・dittok代表 伊藤格さん
運営チームからは、
・発起人である私、戸田彬弘
・広報担当の深澤知さん
・連絡統括の村野玲子さん**

合計8名でのお話。
話し合いの目的は、今一度、どういう意思の元、この【SendTheTheater】が活動していくのか、その根幹の共有でした。
その後、話が色々と進みました。
プレイベントの日程が決定し、内容も決まりました。(こちらはリリースに記載するので、ここでは解禁前のため割愛します)

その中で、今後演劇は、プロローグを創っていくことが必要になっていく。という話題が上がり、まさにそうだなと思うこともあったり、実は動いていることが既に業界であるという話も出たりして、非常に有益な話し合いになりました。
今回の運動の中でも、組み込んでいくことになり、新たなチャレンジが更に一つ増えました。
それがどういった事なのかは、プレイベントで是非とも話せたらと思っております。
ぜひ、お楽しみに。

発足はどう始まったか

この運動の種が動いたのは、5月8日頃。
劇団員の大浦千佳にラインを送ったのが始まりでした。

僕は、非常事態宣言解除予定だった5月6日までリモートで映像作品の撮影をしており、ポスプロの最中だったのですが。
5月31日までの延期が決定。
この頃は、コロナが終息するのは、これまで以上にもっともっと先になるだろうと感じ始めていました。
ミニシアターも小劇場も、延命処置としてのクラウドが起こり、署名運動も活発化。
僕自身も出来る限りの賛同と支援をしてはいたのですが、金銭的に持続は2、3ヶ月が限界なのが現実味を帯びてきていました。


国への支援を求めること、日本の文化価値をきちんと国に認めて貰い支援してもらうこと。その動きをしていく具体的なムーブメントとして映画、演劇、音楽が手を取り合ったこと(WeNeedCulture)に大きな心強さを感じつつ、自分の中では懸念することがありました。

「現場人である自分たちも、何か努力をしなくては」

という想いです。
企業努力という言葉が相応しいか分かりませんが、
これまでなんとかギリギリのところで創作活動をしていた小劇場界の我々が、withコロナの中で、どう演劇活動を行えるか。
いつか明けるその日まで、劇場や劇団、演劇スタッフが維持する方法を見つけなくては。

国へ声をあげていく裏で、現場もなんとか文化活動を持続しようと努力している。
それがとても大切なんじゃないかと思えたのです。

5月に入り、4月よりもオンライン演劇や、リモート映画など、多くの作品の発表が続いています。
凄く前向きなことなのですが、これだけでは、劇場や現場スタッフって仕事にならないじゃないか。
お世話になった、スタッフや支配人の顔が頭を過ぎっていきました…
やっぱり、劇場という空間で演劇を創る。それを何とか可能にできないか。
今は誰もが考えていることですが、オンラインで収益をあげる方法を創ること。
それが現実的でした。

そして、劇団員の大浦千佳にラインを送ったのでした。

課題は沢山あるけど、オンラインには可能性も沢山ある。
凝り固まった頭ではなく、柔軟に新しいチャレンジを楽しもうと。
大学で演劇を学び、自主映画を撮っていたあの頃の自分が少し心の中で蠢くのを感じました。
何者でもないし、失敗しても良いから、声を上げてみよう。

それから、数日後、一つの企画書をまとめ上げ、小劇場エイドの発起人でもある支配人の佐山さんに、僕たちの旗揚げ公演をした思い入れのあるサンモールスタジオで、この実験公演をさせて頂けないか、電話をしたのです。

「いいよ」

あっさりとこの言葉が返ってきて、びっくりし、そして、さらに

「配信チームが居て、協力してくれるよきっと」

という、言葉が続きました。

「あ、スタートできるやん。てか、しちゃったやん」

というのが、僕の心の声でした。
それが、5月13日。怒涛の日々の始まりでした。

小劇場エイド基金に関してはこちら
〆切は6月5日23時59分まで。
 ↓

次回に向けて

さて、次回は、スタートを切った後、
上演する仲間が必要だ。スタッフが必要だ。
と、実現するにあたっての仲間集めが始まります。
創り手、技術スタッフ、運営委員の設立などなど、同時に動き出すのでした。これがまた大変。

僕の知っている尊敬と信頼の方々への声掛けが始まります。
記載して良いのかまだ分かりませんが、出来るだけ包み隠さず、どのような経緯で今のメンバーに辿り着いていったか綴れたら思います。

次回も購読してくださると嬉しいです。

SendTheTheater -劇場を送ろう-
発起人 戸田彬弘

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?