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【AWS】パブリッククラウドでのSENDMAGIC導入について①

今回はAmazon Web Services (以下AWS)のインスタンス上にSENDMAGICを設置するときについてです。
注意点と配信前に確認いただくポイントを紹介します。

外向き25番ポートを申請すると開放できる

AWS上にSENDMAGICを設置して、メール配信することができます。
しかし、スパムメール対策としてAWSのEC2インスタンスからは、外向き25番ポートが通常は閉じられています。

このままだとメール送信ができない環境ですが、AWSルートアカウントで専用フォームから制限解除の申請をすることが可能です。


制限解除申請について

申請フォームには、下記の内容を入力する必要があります。
尚、日本語で入力した場合は受領されないため、半角英数字のみで入力してください。

・メール配信の利用用途とスパムメール対策についてを記述
・送信に利用するIPアドレスを入力
・送信IPアドレスに紐づくドメイン名を登録(逆引き設定)
 ※事前に逆引きホストに対応するAレコードの登録も必須

25番ポートの制限が解除されれば、EC2上のSENDMAGICからメール送信が可能になります。


制限解除の申請については、AWSナレッジセンターに情報があります。
(関連WEBページ:AWSナレッジセンターを引用)

※申請から解除まで1週間ほどかかるケースがあるようです。
配信環境構築の際は、前もって申請を進めておけると良いと思います。


その他のベストプラクティス

IPブラックリスト登録確認

メール配信に利用するIPアドレスが主要なブラックリストに登録されていないかを事前に確認しておきましょう。
万が一、ブラックリストに登録されていた場合は解除申請を行ってください。
ブラックリストについて参考note:メール配信環境が適切ではない


IPウォームアップの実施

AWSの環境から初めてメール配信を行う場合、メール配信実績のないIPアドレスからのメールは遅延が発生する可能性があります。

そのため、本格的な運用の前にIPウォームアップを実施いただくことを推奨しています。
参考note:IPウォームアップとは


センドマジックのAWS導入実績

これまで複数のユーザー様で、AWS環境へSENDMAGICを導入いただいた実績があります。
現在のSENDMAGIC対応OSは以下の通りです。

対応OS一覧(2022年11月現在)
・RHEL 8
・CentOS 8
・Amazon Linux2
・Amazon Linux AMI
・ALMA Linux 8
・Rocky Linux 8
・Oracle Linux 8 ※カーネル:RHCK

対応スペックなど詳細はコチラに掲載しています。


その他パプリッククラウド(GCPやAzure)での利用については次回のnoteでお話します!


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