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2021もひとつ、よろしく


おくればせながら
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2021年、丑年。

Yです。


このnoteはひと知れず、
誰かの目に触れているのかいないのか
PRの仕事をしているわたしたちがこれでよいのか
そんなことがぷかぷか浮かんできますが

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

日々思うことはありますが、
ひとつマイペースに。


ぶらぶらしたい

日が短い冬なので
最近はPCからふと顔を上げると
もう薄暗くて焦ります。

肩なんぞさぞ凝り固まっていることでしょう。

下手したら万歩どころか
二桁の数字をたたき出してしまう
マクロな輪の内で数時間。

これでよいのか?
といそいそとマスク装着。

我が玄関から、おおきな一歩を踏み出します!


~~~~

ちいさな買い物がてら、
近所をぶらぶらして
たまにはザバーっとひとっ風呂!
銭湯へ繰り出し
ふらり立ち寄ったお店で軽く一杯

ああよく仕事したなあ、なんて
ビールをぐびっと流し込む
焼き鳥なんかつまんじゃって
なんなら友だちと
サクッと合流しちゃったりして
げらげら笑って
ほろほろよい気分でのんびり帰途へ。

~~~


これは、たのしい初夏の夕涼み
平和です
こんななんてことない日がいまはキラキラしてみえます


しかし、いまは1月、厳寒。
さらには緊急事態宣言が発令となりました。

玄関から大いなる一歩を踏み出したものの、
寒いものでトコトコ目的地へ一直線

ぱぱぱーっと買い物して
あたたかな我が家へ舞い戻ります

いまは、そういう時なのですね

我慢がずっと続くと、
プツリと気持ちがこと切れる時もありますが
しばしひとところに留まりましょう。

チェ・ミンシクなんて15年間も‥‥(オールドボーイ)

『私が、生きる肌』は6年間か…‥(アルモドバルよ)

ブリー・ラーソンて、今なにしてんのかな…(インスタやってた)

13年振りにシャバにでたひとりの男。

の、その後の生活と彼の周囲の、
もっと言えば私たちの周囲の世界について

そんな映画のことを
考える日々を過ごしています。

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「すばらしき世界」



やっと映画の話に辿り着きました。

2月11日(木・祝)全国公開。
西川美和監督の最新作です。

こと私は、じつは以前より
監督のいちファンでありました。

最初に観たのは
世代的に『ゆれる』かと思いきや
じつはうろ覚えなのです。

‥‥‥。

映画よりもエッセイや小説の方から触れた気もしないでもない

でも追いかけて観られる作品は全部観ました

エッセイ本当に面白いです

まもなく新刊も出るそうです


イ・チャンドン先生、
アンドレイ・ズビャギンツェフ先生といった
敬愛してやまない二人の巨匠の作品群に通ずる目線が大好きです。

全部埋めない、匂い立つ余白があります。

冷静でいて体温を感じるそのまなさし。
その腹のくくり方、潔さ、にしびれます。

その他つらつら書いてもなんだかな、
ということで割愛。

これが映画ぞ。とかみしめて
忘れたくないと思う映画体験
ぜひスクリーンで。


パブリシティ、

作品によって宣伝期間は違いますが
どんなことをやっているのか、
少し書いてみたいと思います。


地味~~~~~~~~~~~な仕事です。


方針は各配給会社、公開規模、携わる人によって異なりますが
あくまで一例ということで。

タイムラインに沿っていくつかのフェーズで
″認知向上“に勤しんでいます。

そのポイントはいくつかあり
目下わたくしYは、
オンラインを主戦場としているので
情報解禁 なることをして、山場を作っていきます

スラムダンク映画化!
突如井上雄彦先生がGIFをあげたように
ザワザワ、ソワソワさせるのが仕事。


記事をみて
はっ!としたあなたを、ロックオン。

しかし、
毎日の情報洪水で
その記憶は薄れていくことでしょう…


3か月前、1か月前、あと2W、10日、
いよいよ今週……!
徐々に封切りが近づいてきたら
リマインドせねば。


なにかネタを、、、
作品に紐づくなにかを、、、
今観たくなるそんな動機は一体どうしたら‥‥

作り手の想いを伝えるべく取材をセッティングし
舞台挨拶は祭りのよう。

‥‥手を変え、品を変え
そんなことを考えながら、
メディアを通じて、情報に触れる機会を作っています。

なんか最近よく見るな‥‥
‥‥〇〇がとにかく観ればわかるっていってたよ~

願わくば
そんな声が聞こえて
劇場のシートに辿り着きスクリーンをみつめてくれたら。


しかしつくづく博打な仕事ですねぇ。



2021


いつかと先延ばしにしていた
積読、積観(?)を
手に取りやすい状況にもあるので
仕事で携わった作品についても
これから少しずつ整理をしてみようかと思っています。


このnoteに書いてみるのもいいかもしれないですね。


並行して数タイトルの映画の宣伝をして過ごす日々ですが

1つの作品を担当すると理解を深めたいので
その監督やキャスト、スタッフの作品を調べたり過去作を観たりします。

何分駆け足なもので、
スーッと流れていきがちな、このプロセス。

そういった時に、
いつも一足先に作品を観て頂く
プロの媒体、書き手の方のお知恵拝借‥!!ということで
お話を聞き、教えてもらうことが多いのですが

じつはこの機会が、
この仕事の好きな作業のひとつかもしれません。
(目から鱗がポロポロ、尊敬の念)


ちなみに、
年末年始に読み始めた本は1984

radioheadの2+2=5(懐かし)の
モチーフという話も。


いつかの取材で初めてお会いしたライターさんがきっかけです。

彼女の名刺におっさんのイラストがついていて

????

と気になったんですね

その人は映画畑ではなく、編集部きっての
社会派です!とお聞きしていた方。

ディストピア小説の金字塔、ビッグ・ブラザー??
とふんわり知っていたものの…
モーレツに気になりました

で、買ったまではいいがあれよと月日は流れていきました

積むきっかけは
生活にゴロゴロしている


ニュースピーク、真理党、思考警察‥‥
むむっ‥‥
聞き慣れぬ言葉がおもしろい‥‥

でも読み始めて気づいたのは
あのイラスト、1984じゃなくて華氏451度のほうだったってこと。
わあ。



よくあるネタバレや作品解説、ということではなく
脈々と続くものを知ることはなんとも。
自分に沁み込むものがあります。

みえない時間が凝縮された作品を観るのは
ただの消費ではないのだ、ということを改めて大事にしたいなと。
襟をただして。


ということで
2021、最初のnoteはこのへんで。

ではまた!



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