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映画愛溢れる季節

こんにちは、Mです。

都内では桜が満開ですね🌸
樂舎のオフィスは恵比寿にあり、桜の名所である中目黒までも徒歩圏内なので、私は毎年出社前にお花見散歩をしています。今年はまだ行けていないのでトップの写真は去年撮ったものですが、花が散る前に急がなくては。


桜祭りににぎわう世の中ですが、映画業界では今週、1年で1番盛り上がるお祭り、アカデミー賞授賞式がありました🏆


今年のアカデミー賞は『ドライブ・マイ・カー』の国際長編映画賞獲得やウィル・スミスの騒ぎ等々、いろいろと変化球のトピックがあり日本でもニュースで大きく取り上げられ大変な話題になっていますね。


そんな中、唯一弊社の宣伝作でノミネートを果たしていたのが、主演女優賞の『スペンサー ダイアナの決意』のクリステン・スチュワート。ベテラン勢の中で堂々ノミネートを果たしましたが、残念ながら受賞は逃してしまいました…。

結果は残念だけれど、ほかのセレブとは一線を画した彼女らしいファッションがとても素敵で輝いていました!!レッドカーペットでその姿を見れただけでも満足です。

2、3枚目のずーっとクリステンを撮り続けるパブロ・ラライン監督が可愛い📸


映画は今秋公開ですのでお楽しみに!

個人的にも大好きな映画で、「なぜクリステンが受賞しないの!」と文句をつけたくなるほどの熱演ですのでご期待ください。


ちなみに樂舎では、毎年みんな揃ってWOWOWの授賞式中継を見ます。コロナ禍になってからはテレワークでなかなか全員が顔を会わせる機会がないのですが、この日ばかりは全員が出社して授賞式ウォッチングをしました。


今年のアカデミー賞は久しぶりにホストが戻ってきて嬉しかったです。セレブたちのドレスやスーツも淡い春カラーのものが多く、華やかで見ているだけで幸せな気持ちになりましたね。そして分断や差別に向けた感動的なスピーチも多かった。ただ授賞式は後半にいくにつれ感動も高まっていくと思うのですが、私はオープニングのビヨンセのパフォーマンスが素晴らしすぎて早々に感極まっていました…🎾🎾🎾


ちなみに授賞式のオープニングといえば、私は2016年の第88回のオープニングムービーがずっと記憶に残っています。

その年公開された映画のシーンで作られたハイライト動画なのですが、ジーンときませんか?最後の『ルーム』の母と子の「You’re gonna love it.」「What?」「The world.」のやり取りにやられます…。涙


また印象的な授賞式オープニングといえば、2017年の第74回ゴールデン・グローブ賞のジミー・ファロンによるパロディは歴史に残る傑作!

今年のゴールデン・グローブはとても寂しいものだったので残念でしたが、組織の改革をして、またこの頃の華やかさを一刻も早く取り戻してほしいと願っています。



さて。アカデミー賞について語ってしまいましたが、本来は公開中の『THE BATMAN―ザ・バットマン―』の話をしようとしていたのでした🦇

私たちの宣伝が功を奏したのかは分かりませんが、公開3週目で日本興行収入が10億円突破、全世界興行収入はなんと830億円を超えました!コロナ以降の成績としては驚異的です。先週、TBSラジオ「アフター6ジャンクション」でパーソナリティの宇多丸さんがすでに3回見たとおっしゃっていましたが、リピーターが多くて嬉しい限りです。1度映画を見て楽しんで、そのあとネットで解説ネタを読んだらまた見たくなってしまうんですよね。私もIMAXでもう1度見に行なければと思っているところです。


また、『DUNE』でアカデミー賞撮影賞を獲得したグレイグ・フレイザー。本作でも撮影を担当しているので、お祝いのためにも彼の素晴らしい撮影を最高の環境で再度堪能すべきですね。


普段ヒーロー映画を見ない私ですが、今回の『THE BATMAN―ザ・バットマン―』はきっと宣伝していなくても観客として観に行っていました。その理由はキャストが魅力的だから!大好きなポール・ダノと、ゾーイ・クラヴィッツ、あとどんな役か最初は知らなかったけれどバリー・コーガンの名前があったことで絶対に行く、と決めていました。主演のロバートは別に~という感じでしたが、『グッド・タイム』あたりから「おやおや?いい俳優かも?」と思い始めていて、本作で関わるうちにすっかり好きになってしまいました。若干、陰キャなところが可愛いですね。


映画を初めて見たとき、3時間という上映時間から緊張感が生まれていましたが(ハマることができなかったら、すやすや眠りについてしまうほどたっぷりの尺なので…)、そんな心配はまったくいらなかったほど面白くてびっくりしました。バットマンといえば、私は“ヴィランが主役”と思い込んでしまっていたくらい、ヴィランの存在感が際立っているシリーズだったのですが、本作ではちゃんとバットマンが主役だったなと思ったのが第一印象。まだまだ未熟な彼の物語があり、そこに関わる人たちもまた青く、いつもなら強烈な姿で現れるはずのヴィラン達が普通の見た目だったのでとてもストーリーに入り込みやすかったんです。初心者でも楽しめる作品だな、と確信を持てました。


そしてマット・リーヴス監督の存在も、この映画を好きにさせてくれる要因のひとつでした。作品のプロモーションで膨大な数のインタビューをこなしてきた監督ですが、インタビューを読むたびに「この人、映画が本当に好きなんだな」と感じました。それはバットマンだけに限らず、映画そのものが好きで、さらに知識量もすごい。生粋の映画オタクでした。語りだしたら止まることがなく、しかも質問に対して一瞬も迷うことなくどんどん答えてくる…。面白かったのは、監督が本作を撮影するにあたり参考にした作品をたくさん挙げてくれたこと。『チャイナタウン』『クリスティーン』『ゴッドファーザー』などなど、「ここの部分はこれを参考にしたんだ」という数々の具体的な例を挙げてくれたのですが、実はこういう監督は珍しいです。多くの監督は「影響を受けてしまうので撮影前に他の映画は見ないようにしている」と言っていたり、なにか参考にした作品はあっても具体的には話さない方がほとんどな気がしますが、マットは赤裸々に全部教えてくれる。笑

とっても素敵な監督でした。


監督のインタビュー記事はどれも本当に面白く、もっと映画を深掘りできるので、ぜひいろいろ探して読んでみてほしいです。中でも『るろうに剣心』の大友啓史監督との対談映像はとても面白くておすすめです。

同い年の映画愛溢れる者同士、たぶん実際に会ってインタビューしていたらこのまま飲みに行っちゃうんじゃないかと思うくらい息が合って盛り上がっていました。



あまり経験のなかった大作映画の宣伝、とても勉強になりましたし、面白かったです!いろいろお話したいことがあるのですが、もうすでに長くなっているので自粛します…


次の更新はいつ&誰になるのか🤔
初夏も多くの公開作が待ち構えているので続報をお楽しみに。

そして最後に、公開中の『THE BATMAN―ザ・バットマン―』、そして秋公開の『スペンサー ダイアナの決意』をよろしくお願いします!

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