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言説の責任(清水晶子さんと福永玄弥さんにこたえて)

私が『社会学評論』の特集「ジェンダー研究の挑戦」に応募し、査読の結果、「フェミニズム、ジェンダー論における差異の政治-平等から多様性へ」が掲載された件について、社会学者の小宮友根さんに「特集は査読が甘い」などと批判された件で、私はすべての点について反論を書かせていただきました。小宮さんは、私の反論には1点を除いて反論されませんでしたがその後、「論文では論文で」(反論して欲しい)といった私に対して、以下のようにツイートされ、それに清水晶子さん、福永玄弥さんが続かれたと思いました(「論文には論文で批判を」といったことに対して寄せられた、小宮友根、清水晶子さんらによる批判にこたえて)。

私の論文がさまざまな論文作法に則っていないかのような印象を与えるツイートですが、繰り返しますがそのように思われているのでしたら、根拠を示して話すことが研究者の作法だと思います↑。そうでない限り、誹謗中傷としか受け取れないので、ご理解をよろしくお願いします。
清水さんの次のツイートは、小宮さんのこのツイートを受けてつぶやかれたとしか思えなかったのですが(いつも清水さんと小宮さんは、一丸となって戦線を張って、twitterを使っていらっしゃるのもあって)↓。

私は論文のなかで清水さんの批判をさせていただきましたし、以前私が、『現代思想』を書いたときに(私の論文はここで読めます。青土社の『現代思想』編集部の許可をとってあります)、SNSで清水晶子さんがtwitterで私への批判を主導され、結果、かなりの炎上となって、私はtwitterのアカウントを消した経緯もありました(その炎上のお陰で、現実の仕事への影響は多大なものだったので)。そういった経過からも、清水さんと直接やり取りする気は全くなかったのですが、いちおう以下のようにツイートだけしました。私にしては、珍しくちょっとだけバズりました↓。

学部や大学院ではもちろん多くのことを学びましたが、学部のゼミですら女子学生が数人であることもあったり、大学院を見ても女性の先輩院生は数えるほどしかいらっしゃらず、「幸運な無知」のなかで過ごせたわけでは決してないのですが。その後↓

「学問には学問で」はそれでは、私以外の誰に向けられた言葉なのか、私にはまったくわからず…。ちなみにバックラッシュには「怒り」は感じていましたが、「不安」はあまり感じませんでした。「ジェンダーという言葉を使うと攻撃されるのではないか」と学会のなかでさえも懸念が出るなか、「自主規制はやめましょう」と言っていましたし、バックラッシュに対抗する本も書きました。
『社会学評論』が刊行されてからはtwitterを見ていましたので、「論文には論文で」というようなことは、小宮さんと後述する福永さん以外にあまり出てこないし(検索もしましたが)、「シラーっと言えてしまう同世代の研究者」って誰なんだろうと思いますが…。私にされているように、その方のツイートなりを出されて批判はされないのでしょうか?
全く納得はしませんが、清水さんが私以外の誰かの「同世代の研究者」について批判されているらしいということは、わかりました。

次に清水さんもリツイートされています、福永玄弥さんの以下のツイート。「千田さんには「嘘」つき呼ばわりされ、他の人にもデマを撒き散らしてると非難されてることを知った」と怒っていらっしゃいます。

このツイートは私に向けられたものかと思っていたのですが。

のだそうです。福永さんが批判する私のツイートはこれでしょう。

非常に気弱なツイートになっていますね…。福永玄弥さんのこのツイートには、317いいねもついてますし、非常に疲れて私はtwitterに鍵をかけて寝ました。誤解だったのですね。福永さんのこのツイートは小宮さんの私への批判への言及から始まり↓

「女性学会…さらにジェンダー系の学会の幹事・編集委にトランスフォビアを拡散し続ける研究者が含まれる日本のアカデミア」という叙述がありますが、日本女性学会の幹事を2年前まで、編集委員を4年前までずっとやってきたのは私ですけれども、ここは私を指していないんでしょうか?
福永さんがこのようにおっしゃり、編集の仕事は大変ながらも非常に愛着があったのですが、ここまで言われて続けたくもないと思い、「今回は編集委員にはならない」と幹事の顔合わせで発言したばかりです。もしもそうでないなら、編集委員に復帰させていただいていいですか?

若手は本当に不安なのは理解するとしてその後の「日本社会学会やジェンダー系の学会に所属する『大御所』」とはどなたを指していらっしゃるのか?私が「大御所」でないのは事実ですが、突然、上野千鶴子さんや江原由美子さんを指すと思えず、上2つのツイートの流れからは、私のことだと思うのが自然ではないかと思いました。

そして最後のこのツイートとなるわけなのですが、私でないとしたら(おそらくジェンダー系の)「学会の中で主要な役職に就くようなテニュアの研究者」ってどなたなんでしょうか?

みずのみこさんの発言もなんどかチェックはしてましたが(暇人か…)、私は、「みずのみこさんのツイートをrtしていた別の社会学者」は私の知りうる限りでは見つけられていなかったし(私に対する応援は個人的には有難いことに幾人かから来ましたが、ネットでは、こういうことに巻き込まれたくないので誰もしていないと思いますが…)。「しかし同種の発言をしている人が多いので特定の人物を対象としない書き方をした」とおっしゃいますが、学者ではほぼ皆無だったように思いますが…??しかし清水さんと言い、私には直接ここまで批判するのに、他の方は特定されないよにと、名前もださずに配慮されるのはなぜなんだろう…。

千田さんには「嘘」つき呼ばわりされ、他の人にもデマを撒き散らしてると非難されてることを知った

ここは私が謝るべきところなのでしょうか…。「嘘」つき呼ばわり…。しかしいずれにせよ。

ということなので、真相は知りようがないんですね…。ちなみにどなただったのか、私にだけでも教えていただけないでしょうか?

ちなみに、清水晶子さんも福永玄弥さんもリツイートされている以下のツイート

スレッドは続きます。

私のところに届きましたので、朝から、ツイートを貼ったりしながら2時間もかけて、2700字を書きました。本当にもうやめにしたい。やらなければいけないことは山積していて、書いていてもなんだかもう「なんでこんなことを書かねばならないのだ」という気持ちにしかなれず。もう、業績リストに掲載したい…。

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