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栴檀、小径の会

今週も栴檀女将のブログの時間がやってきました。お読みいただいている皆様、いつも有難う御座います。

料理旅館栴檀。50年続くと自分達ではまだまだと思う中、老舗と呼ばれ、敷居が高いと言われます。

そんな栴檀ですが、栴檀を知っていただき、いつもより気軽に、またこれからの時代を担う若い世代の方も楽しんで頂けるようにと会を開いています。

コロナの状況前までは年に2回ほど行っておりました「小径の会」です。


FacebookやInstagramで私が告知して30名ほど募る食事会です。

予算10000円程の金額で、いつもの栴檀とは違い、知らない人と一緒のテーブルを囲み、お一人様でも参加でき、初めて栴檀を利用される方もいたりします。

まさに栴檀のルールを破った会。

栴檀としても、料理も普段出さないものにチャレンジする会。

栴檀の本筋ではなく、少し違う細い小径の栴檀を見ていただきたくて「小径の会」と命名しました。

「小径の会」では毎回一つのテーマを考えて料理や演出を考えています。

例えば、栴檀の座敷をビアホールに変え、三味線ではなくギター演奏でお客様を迎えたこともありました。

他では、日本に7人しかいない男芸者(幇間さんとも言います。)を東京の浅草から呼んで芸を披露してもらいました。いろいろな座敷芸を見せていただきました。

男芸者"幇間さん"は本来、芸者が入るまでに座敷を和ませる仕事ですが、芸者は呼ばず幇間さんをメインで楽しませていただきました。



この会の料理は、江戸料理の再現に挑戦。

こちらの写真は江戸料理の焼き物。



ウナギもどき。ウナギの蒲焼に見えますが、実は茄子です。江戸料理の技法なんです。
こんなお料理に触れること楽しくないですか?




幇間さんと言う仕事を知らないお客様も多くて、お客様にこんな風にお座敷遊びを教え、伝えていくのも女将である私の役目かと思いました。

フランス語で献立を書いたりもしました。



フランス料理の雰囲気を和食で挑戦。鮎でピザを作ったりタンシチューに伊勢海老カレー。



私もお客様がどんな顔で召し上がるか想像しながら料理をお出ししました。

1日も早くコロナが収束してもう一度、小径の会を再開したいです。

私にはまだまだ考えて、やってないテーマが沢山あります。栴檀の小径、お楽しみに。

その時はぜひご参加くださいね。

本日もお読みいただき有り難うございました。

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