夏の風物詩②
こんにちは。栴檀の女将です。いつもお読みいただきありがとうございます。
本日は“着物“から「夏の風物詩」をお伝えしたいと思います。
最近は衣替えをされる方はいらっしゃるのでしょうか?
私は普段、洋服を着て過ごしますが、あまり夏とか秋とかの区別がつかないように思います。
特に若い方の最近のファッションは薄手のブラウスに厚手のコートを羽織ったりします。
着物はそう言う訳にはいきません。
着物には季節に合わせた着方があり、
袷(あわせ)10月から5月まで
一重 6月と9月だけ
薄物(絽、紗)7月と8月だけ
と大まかに分けます。
細かくなると2週間だけしか着れない絽袷もあります。茶道の炉と風炉にも関係していたりもします。
着物は時期に合わせて変えるのでその度に入れ替えしたり干したりお手入れしたりします。
さらに帯締めや帯揚げも帯留めも変えます。
栴檀で私が身につけ、夏の装いをお客様に見ていただき、「季」を感じ、座敷が華やいだ雰囲気になればと思っております。
着物の楽しみ方でも、タンスに眠ってる着物をリメイクしてる方がいらっしゃっいますが、私はもったいない気がします。
是非、思い切って袖を通してもらいたいです。簡単に着れる浴衣でも良いから。
着付けが難しいと敷居が高いように感じてらっしゃる方もいらっしゃると思いますが、実は旅行の時には着物が案外重宝します。
ポケットの代わりに帯に切符や財布を収納できますし帯、着物や小物は小さくたためます。
私にとっての着物とは
私にとっては着物は鎧です。
着物を着るとシャッキっとして堂々としてられます。
鎧というと戦場を意識させますが、宴席もある意味そうです。
お客様に心から満足いただくために空間を作り上げるために、老舗料理旅館栴檀の女将として立つにはやはり必要なのです。
先代の女将である私の母は
「高価な洋服より安い着物の方が値打ちがある」といつも言ってました。
最近その言葉がわかるようになってきました。
前にも話しましたが、器から、茶道から日本料理を持つ人、逆もありますが、着物や着物の小物から料理や日本の文化に興味を持つのも面白いと思います。
今日は少しですが、皆さんに興味を持っていただければと“夏の着物“の写真載せさせていただきますね。
若い世代の方々にも是非着物を着ていただければと思います。
栴檀では、着物を多くの女性に慣れ親しんでいただくためのキッカケ作りをしていきたいと考えています。
非日常から、日常へ。
文化から学び、気付くこともあります。
せっかくなので日本に古くから伝わる文化を大切にしていきたいですね。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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