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なんと10日間で100万円!?親御さんも大変だ…

歌の教え子の私立高校1年生。高校に入ってから初めての定期試験で、かなりいい成績を残せて気分上々!英語はコミュ英は学年2位、論表は学年1位。中学生の時とはまるで別人のようです(笑)。勉強に目覚めたんですかね?

来月末アメリカのボストンで、希望者は10日間の短期留学を兼ねた学校の「研修旅行」があるとのこと。少し前に、どうしたらいいか相談されました。

もし私自身が高校生の時にそういう経験ができていたら、もっと違う世界が目の前に広がっていたかもしれないと思います。若いうちに海外での経験がなにかしらできるのは人生においても貴重なことだと思うので、「いいんじゃない?」と軽い気持ちで勧めてみました。

先日その説明会があったらしいのですが、興味本位で「ちなみに費用ってどれくらいかかるの?」とちょっと下世話な質問をその子にしてみました。

「私全然費用について知らなかったんですけど、100万円かかるらしいです!」
「ひゃっ、ひゃくまんえん!?」

その子はしっかりしてそうで抜けているところがあるので、一番肝心な費用のことを失念していたようなんです。もちろん親御さんは知っていて、その子に「行ってもいいよ」と言ってくれたそうなんですが…。なんと太っ腹な親御さん。

「なんでその金額を知ったかというと、友だちで行きたかったのにやめた子がいて、理由を聞いたら費用が100万円で高すぎるから…って言ってたので」

……そ、そうなんだね。貴方は恵まれているんだね。サラッと100万円って言ったもんね。

円安や燃油サーチャージの高騰の影響で、海外旅行が今大変なことになっていることは当然知ってはいました。でもまさか、10日間で一本かかるとは。

この前ネットニュースで、広島の公立高校の海外への修学旅行費用が総額40万円近くかかるので、国内に変更する動きがあるというのを見ました。コロナが落ち着いたとはいえ、必ずしも修学旅行を海外に行かなければならないというわけでもないし、国内でも十分貴重な経験ができると思います。

それにしても、改めて「教育費」というのはお金がかかるものなのね…と。別に今回の話もあくまで希望者だけなので、全員に関わる話ではないわけです。ですが、親御さんの”生活レベル”に左右されてしまうような「海外研修」ってやっぱり不平等な気がしてしまって、なんだか複雑な気持ちになりました。

でもせっかく行くからには、今後の自分に役立つなにか”大きなモノ”を体得して戻ってきて欲しいと思っています。

そしてなにより、先生は単にうらやましいぞーーーーーっ!!!



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