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いい意味での″普通っぽさ″が魅力の飯豊まりえ主演ドラマ『何曜日に生まれたの』

飯豊まりえという俳優が気になり出したのは『 居酒屋ふじ』というドラマでした。通称“くじらちゃん“と呼ばれるヒロイン役をやっていて、どこにでもいそうな雰囲気の普通の女の子なのに、つい目がいってしまうという″不思議な魅力″をその時感じたのでした。

それ以来私は彼女をずっと親しみを込めて“くじらちゃん“と呼んでいます。

以前インタビュー記事を読んだ時に、ご本人も「ものすごくかわいいとか美人とかではなく、地味な顔なのが悩み」みたいなことをおっしゃっていたのを覚えています。

芸能界…確かにキレイな方たちばかりですからね。そういうルックス的な側面から言えば“くじらちゃん“は普通の部類なのかもしれません。でも充分かわいい顔だと私は思うし、なにより彼女の“天真らんまんな笑顔“が大好きです。

ちょっと前のマクドナルドの CM「アジアのジューシー」扁、今放送されている金鳥の渦巻「蚊、来ない」扁。どちらもホントにかわいいと思っています。

“普通の感じ“なのに、演じるとどんな役も魅力的に魅せてしまうのが“くじらちゃん“のすごいところ!

『岸辺露伴は動かない』の泉京香役も衣装も含めてある意味ぶっ飛んでいますよね。露伴先生を悪気なく巻き込みながらも、きちんと支えてもいるというエネルギッシュな役どころを無理なく自然に演じきっていると思います。

『ひねくれ女のボッチ飯』では友達がいないひねくれ女のつぐみちゃん。“白馬の王子“への想いを胸に、ハードル高い“ボッチ飯“に次々チャレンジするのを思わず応援したくなる“けなげさ“を上手にかもし出していました。

“くじらちゃん“の新たな一面を観たのは『オクトー~感情捜査官 心野朱梨~』。人の感情が「色」で見える特殊能力を持つ刑事・心野朱梨役はいつも難しい顔をしたシーンが多く、笑顔の“くじらちゃん“を封印して激しい感情の揺れ動きを見事に演じていました。

そして先日スタートしたばかりのドラマ『何曜日に生まれたの』。野島伸司脚本なので初回だけではどんな展開になっていくのかまったく読めません(笑)。

“野島伸司✕飯豊まりえ“の『パパ活』も観ていたので、2人の6年ぶりのタッグで再びどんなマジックを観せてくれるのか期待したいと思っています。″くじらちゃん“は今年デビュー15周年の節目ということもあるし、きっとこの作品を代表作にしたいと思っているような気がするので。

今回の役どころは10年間“コモリビト“だったすい役。無表情なすいが“くじらちゃん“とは最初分からないくらいのオーラの消し方はさすがでした。

バイク事故はあくまでも単なる事故であって、そこにサスペンス要素はなさそうな気もしますが「ラブストーリーか、ミステリーか、人間ドラマか、社会派か。先が読めない予測不能の衝撃作」と謳われているので、どうなっていくのやら…。

『日曜の夜ぐらいは…』への気持ちとはガラッと異なりますが、日曜夜の“野島ワールド“を楽しみたいと思います!

ちなみに私は土曜生まれです(笑)。皆さんは、″ナンウマ″ですか?


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