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サービスが刺さるときって?

日本酒居酒屋「なかぐろ」店主の飯島です。

今回は、店主がつい最近体験した出来事から「サービス」というものを
あらためて考えてみたお話です

先日、友人と楽天戦のナイターを見に行くときのこと。
時短中のため仕事が早く終わり、慌てて準備して待ち合わせして球場に向かうことに。。。
すでに試合開始時間は過ぎていますので、途中からの観戦という状況。

待ち合わせ場所の近くに止まっていた個人タクシーに乗って、
「球場までお願いします」と…

すると、運転手さんは
「かしこまりました。ラジオ付けますね」と言って、ラジオを付けて
車を走らせました。

皆さん、店主がビビッときたポイント分かります?

「球場までお願いします」
→この人達は野球を見に行くことは間違いない
→試合はもう始まっているし、楽天にとって重要な試合…
状況が気になるはず!

「ラジオ付けますね」

この、何気ない「ラジオ付けますね」のスムーズなやり取りに
店主はググッと来たわけです。

これって、お客様の状況を察して行動した結果のサービスですよね。
店主はこの運転手さんが一人一人、乗せたお客様のことを考えて仕事しているんだろうなぁと思って、店主はその運転手さんに興味を持ったんです。
単に、売上だけ考えていたらなるべく早く目的地について、次のお客様を乗せることを考えればいいだけですもんね。
さらに店主に響いたポイントは、その「ラジオ付けますね」のサービスが
とてもスムーズだったこと。ラジオを付けた後は話しかけたりせずに、黙々と運転したこと。

サービス業って「サービスをお客様に届ける」仕事ですから、届いてるって実感してもらわないといけないわけです。
たまに、居酒屋でも他のサービス業でも、サービスしてまっせ!!!感が強く出すぎちゃってるとき、ありません?💦
(上記の話だと、良かれと思ってラジオ付けた後に野球の話を延々振ってきたり…)
悪くはないんですが、そういうサービスって店主には出来ないし、そういうサービスを受けるのがちょっと苦手なんだよなぁって思います。。。

たぶん、上記のタクシーの運転手さんがラジオをサッと付けたことに気が利く~!って思う人は多くないかもしれません。これは別にそれが悪いわけでもなく、受け手(お客様)がどんなサービスを受けたいか?ということの違いだけです。
店主は、サービスしてますよ!感が出ないさりげないサービスが心地よいと思っているだけで。

サービスの方法は様々で、お客さんへの届き方も様々。
どんなサービスも届かなければ、気が付いてもらえなければゼロです。
届けなきゃいけないんです、サービスって。
でも、苦手なサービスの方法や心から納得していないサービスの方法ってうかく伝わらないし、ストレスたまるし、続かないですよね?
自分ができるサービスを確実に届けようと続けていくって大切なことだと改めて思いました。もっとお客様に届くには?他のサービスの方法があるのでは?と常に自分に問いかけることも大事だなと。

最後に…
料金を支払って、降車する際に
「ありがとうございました。楽しんできてください!」と…
店主は、タクシー乗るならもう一度この運転手さんがイイなと思いました。

自分のサービスが刺さる人って必ずいますよね。
そんな人たちに囲まれて仕事が出来たらサイコーですね!!

サービスって奥が深い…

出来ることをコツコツと
少しで満足してもらえるようにブラッシュアップしていきます

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