見出し画像

「人」が店を作っているんだよ

※以前の記事に加筆・修正したものです

飲食店やサービス業において、
「お客様はお店につくのか?それとも人につくのか?」
という議論がされることが度々あります。

どういうことかというと、お客様はお店の雰囲気が良い、料理が美味しいとか、珍しいお酒があるなどのハード面が気に入って通ってくれるのか?
それとも、そのお店で働いているスタッフが好き、店主が気に入っている等のソフト面が好きで通ってくれるのか?
ハード面とソフト面、どちらを好きになってもらったほうがお店が繁盛して続くのか?っていうお話なのですが、皆さんはお店を選ぶときや行きつけのお店が出来たときの基準ってなんですか?

15年、独立してやってきた自分の個人的な意見としては…

圧倒的に「人」です
お店で働いている「その人」の魅力です

何店舗もある全国チェーン店のようなお店は別として、オーナーがお店にいるような個人店は圧倒的にそこで働いているオーナーやスタッフの魅力でお客様が来てくれていると思います

偉そうにこんなことを書いている私も、昔からのお客様には「ホント、サービス業に向いてないよね~笑。感情がすぐに顔に出るし態度にも出ちゃうもんね…」などと笑いながらネタにされるくらい、接客に関しては100点には程遠いサービスだと思います

でも、なぜ来てくれるのか?
なぜリピートしてきてくれるのか?

別に自分が魅力的な人間だ!って自慢するわけではありません

お店を出したときに、自分が思っている方法で仕事したらお客様が楽しく幸せな気分になるんじゃないかな?って思ってそれを一生懸命にやっただけ。
笑顔はずっと作れないかもしれないけど、目の前にいるお客様の好みの日本酒は必ず見つけてみせる!とか、疲れた雰囲気のお客様ならちょっとだけ元気になるようなトークをしてみたり…

一人一人、目の前のお客様に全力で取り組んだからだと思います

かゆいとことに手が届くような細かなサービスができるわけではありませんし、他のお店と比べたら気が利かない点も多々あるかもしれません
どんなに頑張ってもうっかりミスもあるかもしれない

でも…

一人のサービスマンとして目の前のお客様に対して精いっぱいの気持ちで向き合う、そんな仕事をしているつもりです

お店とお客様の関係って、恋愛に似ているかもしれません
アノ人が気になるから行く、あの人とお話しすると元気になる。。。

そんな恋愛に似た関係性を作れるのは、やっぱりその場にいる「人」なんですよね…

不器用でもいい
お客様に向き合うと答えが出ますね

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?