ウチの店って何を売っていたのか?を今一度考えた
日本酒居酒屋「なかぐろ」の店主、飯島です
今回は「居酒屋って何を売っているの?」っていうお話です。
居酒屋はお酒を売ってなんぼ。でも、お酒が売れなくなったらどうする?ってなりますよね。。。
先日、お店がある仙台でも自粛期間が延長になり、さらに「まん延防止」が適用されることになりました。営業時間の前倒し(20時閉店)もお店的にはなかなか厳しい条件ですが、一番厳しい条件が「酒類の提供終日禁止」っていう条件でした。
もちろん、これは時短営業に従うなら…っていう条件ですので、協力金等は要らないぜ!独自の考えで営業するぜ!っていう場合は関係ないのですが、当店は系列店も含めて当初より要請には従う流れでやってきました。
しかしながら、今回はものすごく悩みました。
だって、お酒出す居酒屋が「お酒出しちゃだめですよ!」って言われてるんですよ。。。
居酒屋ですよ!お酒が無かったら、何屋なの?何売ればいいの?ってすごく悩み考えました。
店主、こういう難題が降りかかった時は基本に立ち返ることにしてます。
「そもそも、ウチのお店って何のためにやってるの?」とか、
「ウチのお店に来ているお客様は何を求めているのか?」
今回はお店の原点っていうか、原理原則っていうと大げさかもしれませんが、そういう【お店の軸】ってやつを今一度見直してみました。
あらためて思ったのですが。。。
当店は単に「料理」や「お酒」を売っているんじゃない!って。
単に「料理」を提供しているのではなく、その料理を食べたときに感じるワクワクや嬉しさの気持ちや体験を提供してきた。
単に「お酒」を提供しているのではなく、新しいお酒や料理にマッチしたお酒を飲むっていうココロ踊る体験、ワクワクする経験を提供していたのだと。
単純に酔うためだけならお酒なんで何でもいいはず。お客様の好みやその時の料理とのマッチング等々を考え提供することでそのひと時がとても素敵な時間になるのだと、そういう体験を提供してきた。
そう思ってやってきたんだと。
原点に立ち返って考えたら自分のやるべきことって整理されますね。
「お客様がちょっとだけ元気になるには?」
「自粛で心から楽しめない状況でも少しでもワクワクするには?」
そんなことを考えて、今の状況でできることを少しずつやっていこうかなと思いました。
なかなか厳しい状況が続きます。。。
でも、楽しむことまで自粛しなくていい。
出来る範囲で楽しむことをやっていきたいですね
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