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『たまさか人形堂ものがたり』『たまさか人形堂それから』読書会のお知らせ

せんだい探偵小説お茶会では、12/10(土)に津原泰水『たまさか人形堂ものがたり』『たまさか人形堂それから』読書会を開催いたします。

まずはホストからの案内文をどうぞ。

月日の経つのは早いものです。激動の2022年も残り二月弱となりました。
本年最後のせんだい探偵小説お茶会は、先頃急逝なされた津原泰水さんの『たまさか人形堂』シリーズ二冊(創元推理文庫版)を課題書としてとりあげます。元々、課題書候補として9月読書会の際には提案していた為、図らずも追悼をかねる形となったことは極めて残念でなりません。

世田谷のシャッター商店街にある人形店を舞台に、店を引き継いだ女店主・澪、従業員である若さと才能溢れる青年・冨永、謎多き職人・師村、人形製作会社社長・束前たちが、修理に持ち込まれる人形に纏わる謎を解きほぐす……。敢えてジャンル分けすれば、お仕事小説且つ日常の謎系の緩やかなミステリということにはなるでしょうがティーンズ向け少女小説よりキャリアを始め、怪奇幻想小説を軸に、ミステリ、SF、青春物、音楽小説等様々なジャンルで傑作をものにしてきた著者だけあって各篇違ったテーマが仕掛けられ、幾多もの要素が組み込まれたユニークな 連作集となっております。

課題書テキストは『たまさか人形堂ものがたり』『たまさか人形堂それから』の二冊。創元推理文庫版とします。創元版には二冊ともに1編ずつ書き下ろしが入っており、こちらは著者生前最後の商業出版書籍でもあります。
享年58で旅だった津原泰水さんには、もっと長い時間こちらに留まりまだまだ作品を紡いで欲しかった。それは叶わぬ夢ではありますが、せめて遺された物語を読み、語り合うことで、著者の世界を味わい合いたいと思います。

■日時

12月10日(土)16:30~18:30 (ご注意を!通常よりも遅い時間に開始いたします)
※リアルでのご参加の方
お申込みいただいた方に会場の場所(宮城県仙台市内)をお知らせします。開場は 16:00予定です。
※オンラインでのご参加の方
Zoomを予定しています。お申込みいただいた方にアクセス先をご連絡します。
カメラオフOK、中座ありです。16:15からアクセス可能です。

■準備物

課題書
『たまさか人形堂ものがたり』『たまさか人形堂それから』津原泰水(創元推理文庫)
お好みのお飲み物、おやつ

■お申し込み

氏名・連絡先、リアルとオンラインどちらにご参加されるかを明記の上、sendai.mystery@gmail.comまでご連絡ください。
メールの件名に【『たまさか人形堂』読書会参加申し込み】とご記載ください。
参加申し込みいただきました方へは、主催者側から受付完了のメールをお送りします。

■申し込み期間

リアル、オンラインとも12月7日(水)まで
但し、リアル会場は定員5名・参加費500円、オンラインは定員10名です。
いずれも先着順、定員に達しました場合は、その時点で締め切りとなります。

読書会は18:30でいったん終了しますが、その後はオンラインのみで19:00より懇親会も予定しております。
ご都合のつく方、話し足りない方はぜひご参加ください。

また、当日は参加できないけれどココロは読書会、課題書の感想を伝えたいという方も歓迎です!
本お茶会メールにお送りいただければ、当日ご参加の皆様にご紹介します。

皆様のご参加をお待ちしております!


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