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【千田琢哉の頭脳】Vol.0439(2010年4月18日発行のブログより)

それなりの大学を卒業して第1志望の会社に総合職で入ってがんばってきましたが、最近結婚をしたいと思うようになりました。特に結婚したい相手がいるわけでもないのですが・・・。学生時代の同級生が普通に専業主婦におさまっていたり、年賀状で子どもの写真を目にしたりするたびにちょっとうらやましいかも、とここ最近特に感じるようになりました。恋に恋するではないですが、結婚に憧れる今日この頃です。といいつつもこれからますます責任あるポジションに就かなければならないように会社からは要求されるのですが。女の幸せを真剣に考えてしまいます。

(埼玉県・会社員・Nさん・女性・35歳)

女性がキャリアを積んでいく上で注意したいのは、
結婚に逃げてはいけないということです。

せっかく能力が高くて実績を残している女性が、
突然不思議なタイミングで結婚をする瞬間があります。

本人はキャリアウーマンはもう卒業と自己満足に浸っていますが
そうではありません。

きちんと観察していると浮き彫りになってくることは、
過去にどんなに上がり調子できていても壁にぶつかって
自分で限界を感じたということなのです。

男女平等でも逃げ道が準備されている分、
女性のほうが実力を維持することができないのです。

だからいざとなったときに結婚に逃げないことが大切なのです。

どうせ結婚するのであれば絶好調のときにしなければなりません。

本当にできる女性は結婚していても仕事ができますし、
起業されて代表取締役を務めて何十人、何百人と社員を雇っている方も
いらっしゃいます。

つまり何かをやりたいと口にする人は多くても
世の中には2通りの人間しかいないということです。

まずはできない理由を並び立てて
それを乗り越えてまではやりたくないという人。

比率からいくとこうした人たちが世の中の99%以上です。

では1%の人たちとはどうなのか。

それは、あらゆる理由を乗り越えてでもやりたいと思える人です。

理由を優先するかやりたいことを優先するかの選択しかないのです。

これは女性だけではありません。

世の中の人は「責任」というものが大嫌いです。

「責任」から逃げるために人生を送っているような人たちで
世の中は溢れ返っています。

だから「責任」を進んで引き受ける人はいつの時代も
社会的地位が高くて豊かな暮らしをしていますが
考えてみれば当たり前です。

「責任」の度合いによって人間のランクが決定づけられていると
言っていいでしょう。

いざとなったときに結婚を真っ先に考えるようでは
「責任」から明らかに逃げています。

「仕事だけが女の幸せじゃないのよね」

とついこの間までと違うことをもっともらしく悟ったようなセリフを
吐いてはいけません。

「責任」から逃げた結婚は必ず「責任」によって苦しめられるときが
やってきます。

なぜなら仕事という狭いジャンルの問題ではなく、
人生全般に置いて「責任」から逃れることはできないように
世の中はできているからです。

落ちこぼれてお荷物になってから結婚するのではなくて、
ノリにノッているときにこそ、結婚しましょう。

そうでなければ結婚に失礼なのです。

...千田琢哉(2010年4月18日発行の次代創造館ブログより)

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