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【千田琢哉の頭脳】Vol.0508(2010年6月26日発行のブログより)

職場の人間関係で悩んでいます。ひと言でいうと、私はいじめに遭っていると思うのです。今の職場は2回目で一度転職を経験しているのですが、ハッキリ言って給料はいいです。だからなかなか辞められないのですが、入社して知ったのは私が入社する前にもいじめはあったようで、女性社員の退職率も異様に高かったのです。原因はいろいろあるのでしょうが、いじめの張本人も時が経てばいじめられる側になったりするので、複雑で気が滅入ってしまいます。ちなみに職場にはアラサーどころかアラフォーもウジャウジャおり、全員独身か離婚経験者です。女性の人生としてこんな風にはなりたくないな・・・という反面教師が勢揃いなんですが。私もこの人たちのようになると思うとゾッとします。傍から見たら同じ穴のムジナなのでしょうけど。

(京都府・会社員・Nさん・女性・31歳)

簡単に言ってしまうと、嫌な体験や苦痛というのは、
将来のための「こやし」であって主ではありませんから、
あまり長い期間味わっても逆効果です。

苦節何十年とかいうのは、その人だからできたのであって、
誰もが耐えられるわけではありません。

だからこそ、本になったりドラマになったりするわけです。

面白おかしく観賞することはあっても、
深刻になる必要は微塵もありません。

苦労ばかりしていると、1年でめっきり老け込んでしまい、
その人の周囲の空気も異様なものになってしまいます。

周囲に悪影響を及ぼすことにもなります。

苦労ばかりしている人というのは、
自称被害者意識も強いですから、運も悪くなっていきます。

運というのは、占いで言われるような運ではなくて
人に助けてもらうという意味の運です。

私は運のいい悪いというのはその人に手を差し伸べてくれる人がいるか否かだと思っています。

それが直接的であろうと間接的であろうと、
人のつながりこそが運だと思うのです。

いずれスーパーコンピューターがより進化したら、
運の科学的な解明も立証されるでしょう。

因果応報という言葉が運のエッセンスだと思うのです。

あまりに長期間にわたって悲壮感を漂わせていくと、
その人は真の疫病神になってしまいます。

嫌な体験や苦痛というのは人生にとって不可欠ですが、

「最近、めっきり老け込んだな・・・」

と感じたらその環境から、ぜひ抜け出すべきです。

運動と同じで適切量なら体にいいのですが、
オーバートレーニングは運動不足より体に悪いのです。

ポッキリと折れてしまいます。

一つの目安として、
24時間以内に精神的な凹みが回復されないようであれば、
心身ともに老け込んでしまいますから、その環境は合っていません。

メイクと一緒に水に流し、
朝起きたらリフレッシュされているくらいの精神的な凹みなら
美容に関係ありません。

むしろ、心身ともに適度な筋トレをしていることになり、
素敵になるのではないでしょうか。

自己啓発書やテレビの悩み相談などは参考にすることはあっても、
基準はすべて自分であり、決めるのもすべて自分でいいのです。

最後に30歳になったら男女ともにその人の歩んできた人生が
如実に顔に露呈されます。

顔はその人の履歴書というのは本当だったのです。

...千田琢哉(2010年6月26日発行の次代創造館ブログより)

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