今後の目標
こんにちは.こんばんは.
毎日寒いですね..こちらは今週に入ってから雪がずっと降ってます.
感染者数も日に日に増えていて,元の生活に戻るのはまだまだ先か..と思いつつワクチン接種が各国で始まっているので,接種すべき人々に届きますようにと願いつつ基本的には部屋に閉じこもって勉強してます.
とりあえず,今は博士2年の後期に入ったので博士の期間の折り返しに入りました.
就活も始めているので,学位をどうするかということはかなり重要なことになるのですが,あと一年半では取れないだろうと思っています.
博士進学してすぐくらいに研究室のボスから博士1年のうちに査読付きの学術論文が出せないと学位は厳しいよ的なことは言われていました.
学術論文を出すために必要な実験データが揃わず,博士2年の前期に残りの実験データを揃えて学術論文を書いて後期の10月から就職活動を始める予定でした.
しかし,感染症拡大を受けて実験が中断されてしまいました.
私の実験は学内ではできず,さらに今回の試料は他大学の共同研究をしている教授の方が所持しており,県外移動が必須でした.
実験自体は京都の研究施設で行うのですが,その試料の準備は愛知県で取り組まなければ行けなかったのです.
愛知での作業が今年3月にひと段落し,さあ4月から京都へ行ってデータ取るぞって時に,その実験施設が外部の受け入れを中止しました.
その結果,実験を進めることはできず,やっと受け入れが開始されたのが今年の7月でした.
すぐに実験をして7月にデータを出しましたが,あと残り半分の試料数が残っており,追加で再び愛知と京都に行かなければならず,最終的に全ての実験が終了したのが今年の10月でした.
その時点で就職活動が始まっており,もし論文を書くことを優先するならば就活はストップしなければ難しい状態でした.
正直その2つを両立するのは難しいという感じです.
それで選んだのが学位は諦めて就職活動をできるだけ早めに終わらせよう,でした.
私が博士に進学したのは,修士で取り組んでいた研究で満足いく結果を残せなかったので,なんとか形にして論文として発表したいという思いからでした.
ぶっちゃけていうと学位をとって研究者として生きていきたいというのはありませんでした.
研究者として生きていくのは結構大変でして,私は無理だろうなと思っていました.
そこでどんなことしてでも研究者として食って行こうとはならなかったので学位を取るために頑張るというのは無理だなと思ったのです.
じゃあなんのために研究をしているのか,自問自答しました.
私が研究に取り組む理由は,「自然が壊れる」という誰が言ったのかは覚えていませんが,この言葉に対して自然が壊れるわけないだろと思った一方で,私が知らないだけかもしれないから何が正しいのかを知りたいと思ったからでした.
その答えは自然の意味が違かったということだったのですが,こういう風に自然とは何か,その中で人間が生きる意味などがよく考えられていないまま,何かをわかった気になって大きな声で何かを言うというのはとても危険なことだなと気づくことができました.
自然が何かという問いは,現在の学問では問われていません.
自然科学は混沌とした自然を機能的に細かな視点で切り分けて理解していくという方法を採用しており,存在そのものは問わないことを前提に取り組まれています.
私が本来知りたかったのは,自然とは何かという存在論的自然観であり,これは哲学の領域に現在はなっています.
そのため,このまま自然科学の研究が主流となっている研究を続けても私の知りたいことを知ることはできません.
無理やり残って学位を取ることもできますが,正直金銭的に難しいので博士3年以上在籍する気はありません.
でも,これは知りたいことを諦めることとは別問題です.
現在,人工知能の分野で機能的な部分が主に研究として進められており,飛躍的な進化を遂げていますが,スクエアエニックスの三宅洋一郎さんが提唱している人工知能の概念が私の自然に対する考えと似ているのです.
知能も自然であることに変わりはなく,その人工知能の研究を自然環境に適応して考えられないか勉強しています.
人工知能のブームに加えてデータサイエンスを事業に取り入れようと様々な企業が求人を出しており,卒業後はそれに取り組んでみたいと思っています.
データサイエンティストについていろいろ調べていますが,いちばん重要になるのがデータサイエンスをビジネスに繋げることだと思っています.
これは勉強するだけでは不十分で,実際にそのような案件をこなして経験を積んでいくしかないと思っています.
上記のような案件を扱う企業に就職して経験を積んで,そのほかの時間で自身の知りたいことについて勉強することは可能だと考えています.
まずは春までに就職先を見つけるのを目標にして,先生方のご好意で今の研究をやっているので査読つきの学術論文として卒業までに出したいと思います.
研究室のボスが博士に進学する前の修士最後の月に博士の学位を取ることが人生の上がりじゃないからちゃんと考えなさいよ的なことを仰っていただきまして,その通りだなと今になってその意味を噛み締めています.
学位を取らないなら3年間が無駄になるという考え方もあるかと思いますが,この3年間を生かすも殺すも私の今後の努力次第だと思いますし,少なくとも私は博士進学に後悔はないので胸張って生きようと思います.
真面目に書きました.誤字脱字あるかもですが,読んでくださってありがとうございます.
年末年始の予定ですが,今年も変わらず実家に帰らずにひとり楽しく過ごす予定です.
二十歳で実家を出ており,その頃から実家には毎年春と秋にしか帰っていません.
年末年始とお盆の人が多い時に移動するのが面倒だからなのですが,今年は感染症のこともあって大人しくしておこうと思っています.
よく,会いたい人には会いたい時に会っておくべきという文言を見かけますが,私は実家を離れることで家族や大切な人たちの急な別れに対して満足な最後の時間を過ごせないかもしれないことを覚悟しています.
特に祖父母は確実に少しずつ別れが近づいています.
できる限り実家に帰って顔を合わせて話をしたりしたのですが,そのために実家で就職しようとかは思っていません.
私は母子家庭なので,博士課程まで大学に在籍できているのは奨学金を借りていることもありますが,祖父母の援助が大きいです.
それがなければもっとたくさんの借金をしなければここまで勉強をすることはできませんでした.
それは一重にお金がないからという理由でやりたいことができないことにはならないようにという優しい思いからです.
私の親が離婚した時に将来お金に困ることがあるだろうからとお金を貯めていてくれていたのです.
私はなるべく迷惑はかけたくないと思ってしまうので,バイトと奨学金で生活はなんとかしていますが,授業料免除が通らなかったり出張や研究でどうしてもお金が必要な場合だけお願いをしていました.
お金は大丈夫かと定期的に連絡がきたり,会うたびにお金をいただいて有り難い限りです.
私の周りの人たちは私のやることを否定したり貶したりすることは一度もありませんでした.
友達にも恵まれていて,たくさんはいないけど大切にしたいなと思える人たちです.
その人たちと毎日過ごせたら確かに良いのですが,私がやりたいことをやりたいようにやって幸せに過ごすことが最大級の恩返しになると思っています.
いつか来る別れに怯えて過ごすよりかは,過ごした思い出を大切にして,感謝を忘れずにたまに顔を出しに帰って幸せに生きてることを報告することが一番かなと思っています.
毎年定期的に会っていた友達とは全く会えていないので,1日も早く感染症が収束して気軽に会って話せる世界になるといいなと願っています.
そのためにも,手洗いうがい,マスクと換気をちゃんとしないとですね.
とても長くなりました.最後まで読んでいただけることがありましたら,最大級の感謝を.ありがとうございます.
最近読んだ本は感染疫学者の西浦先生の著書です.
とても素晴らしい本でした.
全ての国民に読んでもらいたいぐらいですが,もしここまで読んでくださったあなたがまだ読んでいなければいかがでしょうか.
感想も今度まとめたいと思います.
では,またの機会に.お体はお気をつけて.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?