GBの話_5 「天神怪戦」

昔懐かしゲームボーイソフトの話をしますよ。

今回は
「天神怪戦」
1990年:メルダック

えらく独特な和風横スクロールシューティングです。
「メルダック」×「えらく独特な和風横スクロールシューティング」
と言えばファミコンの「暴れん坊天狗」が有名ですが、どっこい、こちらもなかなか。

本作の舞台は江戸時代。
天神5人衆みたいな名前(うろ覚え)の者たちを雇って、天保の大飢饉の元凶である魑魅魍魎を討伐するという設定です。和風。

自機は5種類から好きなの選んでお金で雇うシステムです。
最大4人まで雇えます。

足軽:単発弾
侍:2way弾
忍者:連射弾
巫女:上下弾
僧侶:斜め弾

ってな感じで機能が違います。
これを組み合わせて好きな部隊を作ります。
2人以上編成するといろんな形の陣形を組めるようになるので、状況に応じて切り替えながら戦えます。
また、自機はそれぞれ巨大な妖怪に変身して一定時間無敵攻撃できる「天神変化」という技が使えます(ただし使うとその自機は消える)。
敵を倒すとお金が手に入り、ステージの間で増員したり道中の茶店でパワーアップしたりできます。

どうですか。この盛り盛りの豪華な仕様。
まあちょっと粗い部分もありますが、独特の雰囲気と相まってGB初期の佳作と言えるのではないかと思います。

思います。が…

ラストが。
ラストがぁぁぁぁ。

このゲーム、一定の条件を満たしてクリアしないと想像を絶する「???」なエンディングを叩きつけられます。
あまりに唐突で意味が分からな過ぎて、当時の私は悩みに悩み「世紀の怪ゲーム」としてこのゲームの記憶を心の底深くに封印したのでした。

最近ようやく仕掛けを知って納得。
あのキャラを入れてクリアしないといけなかったのねそういうことだったのね気づかねえよコンチキショウ。
でも最後の最後までいろいろな仕掛けを盛り込んでやろうという開発陣の情熱は嫌いじゃない。

そんなわけで、私はこのゲーム好きです。

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