連休ライドday1 山鹿メンタルリセット
待ちに待った(?)シルバーウィーク。ノープランで過ごすと、体からキノコが生えてくるのではないかと思うくらい布団に引きこもりかねないので、予定を立てました。
2日目はグループライド、3日目はかき氷を食べに行く予定ができたので、1日目はソロライドでもしようかなと思い、ツイッターで行き先のアンケートを取ることに。
というわけで熊本市〜山鹿市を結ぶ「ゆうかファミリーロード」を走ることにしました。
阿蘇方面の池山水源に行こうと思っていたのですが、思いのほかまだ立ちゴケの恐怖が抜けず迷っていたので、運を天(フォロワー)に任せました。池山水源まで行って、真のリベンジだと思っています(過去記事参照)。そのうち行きます。
今回のルートはこんな感じです。ストラバのスクリーンショットより。
ゆうかファミリーロードについて
「ゆうかファミリーロード」は熊本市~山鹿市を結ぶ全長34㎞のサイクルロードです(公式サイト参照)。
公式にもある通り、初心者向けのコースとなっています。アップダウンが少ないこと、一部を除けば自転車・歩行者専用道となっているため、公式の見解は正しいと思いました。ちなみに、1か所だけ階段になっていて、自転車は手押ししなければいけない区間があります。
自動二輪や車が通れないからか、熊本市中体連の駅伝コースにもなっているようでした。
走った所感
公式の通りに、初心者向けのコースであることは間違いないと感じました。アップダウン的にも距離的にも良心的です。阿蘇や金峰山で見かけるような、いかにもお金と時間をかけてそうな装備のロードバイクよりも、クロスバイクやマウンテンバイクとすれ違うことが多かった気がします。ミニベロで走っている人や、ランニングコースとしている人もいました。
道自体は自転車と歩行者以外は入れないようになっているのですが、車も通る道と交差している箇所が何か所もあるため、まあまあの頻度で減速を強いられます。また、サイクルロード自体はさほど幅も広いとは言えない1車線です。上りの自転車と下りの自転車とが離合しやすいようにするためか、所々にU字型のポールが立っていました。このポールもまた、強制的に減速を要求してきます。
初心者向けコース、所々にある減速ポイント、この2つがあったおかげで、半強制的にビンディングペダルの着脱練習をすることができました。あまり何も考えずに「よし、山鹿に行こう」くらいだったのですが思わぬ収穫となりました。
結構本気で、熊本市内のロードバイク・ビンディングペダル初心者はここで走ったりクリートを着脱したりするのにお勧めしたいと思いました。最初から背伸びしたり、周りの経験者に誘われたりして阿蘇に行くのも悪くはないと思いますが。本当にちょうどいいくらいの距離と起伏とペダル着脱があるのはこっちだと思いました。
コース全景としては、熊本市西区の崇城大や熊本保健科学大のあたりは田園風景が広がり、北区植木あたりでは少しのアップダウンと涼しい木陰もあり、終点近くでは川沿いを走り、と自然を感じることができると感じました。
デメリットとしては、山鹿の終点付近にあまりめぼしい飲食店がない、ということだと思いました。ゆめマートやローソンは近くにありましたが、少し走らないとゆっくりと腰を落ち着かせて食事をとれるポイントがないようでした。せめて、味千ラーメンとかジョイフルでも近くにあれば……。
コース以外のお話
①ビンディングのトラウマが少しだけ拭えた
今回走って最も大きな収穫です。
1週間前まで本当に「やっぱりフラットペダルに付け替えるか?」と思ったり、ある意味で私のロードバイクの師にあたる人(毎回こう書いていては字数が多いのでK氏とします)に「自分マジクソザコすぎて以下略」と話してめちゃくちゃ宥められたり、お気持ち表明的な記事を書いたり……とするくらいには凹んでいました。
ですが既に3連休中にライドの約束を取り付けてしまっていた建前、「ビンディング下手くそすぎて嫌になったので行きません」などと言うわけにもいきません。練習のためにも1人で走らねばと思い起こし、走ることにしました。
図らずも高頻度でストップ&ゴーを強いられるルートだったことで、ひたすらクリートの着脱練習ができ、初めて立ちゴケせずに家まで戻って来ることができました。
家を出てサイクルロードの手前辺りまで、いつ立ちゴケするんだろう……という恐怖で手汗ダラダラしながら走っていたのですが、帰路ではその気持ちは消え去っていました。
メンタルリセット、いい響きですね。
②石の風車
サイクルロードの終点・山鹿市にそういうものがあるということを知り、行ってみよう! と立ち寄りました。
台風が過ぎ去ったとはいえ、まあまあ風が吹いていたため、回っているところを見ることができました。眺めもとても良かった。
③補給は大事
とある軍艦擬人化ゲームでも言われていることです。
水分はもちろん、糖分塩分もこまめに補給することが大事です。個人経営お店や道の駅などで、その土地ならではのものを食べるのも良いと思います。
誰かと走っていたら、「そろそろ休憩しようか」「〇〇でご飯食べようか」などと声をかけ合うなどできるのですが、1人だとそうはいきません。
私は集中気味になって「走れや走れクソザコナメクジ」と自分を追い立ててしまい、気づいたときには胃腸が限界手前、ということがよくあります。限界寸前だと、食べたいものが思いつかない現象に悩まされます。
そんなわけで、今回もサイクルロード終点近くのゆめマートで、適当に水とゼリー飲料で補給して走ったところ、石の風車〜道の駅・七城メロンドームのあたりで胃腸が緊急アラートを出し始めました。
これは七城メロンドームで食べたおこわと、生搾り小松菜ジュースです。体に染み渡る味でした。おこわは完食できなかったため、アルミホイルに包んでおにぎりにさせてもらいました。
胃腸を壊すと、回復させたいのに補給ができない、という最悪の事態になってしまいます。慢心、ダメ、ゼッタイ。補給は大事。ということで、1人で走っていても誰かに言われなくても、こまめな補給は怠ってはいけないと肝に銘じることにしました。
総括
3連休の1日目は、充実したソロライドで終えることができたと言えるでしょう。ネガティブ思考を払拭できたことは大きな収穫です。立ちゴケせずに終えたこと、1人で100km近く走破したことは今回の良かった点です。
反省点としては、補給と休憩を疎かにしたため、胃腸を酷使してしまったことです。ソロライドでは気を遣って声かけてくれる人はいません。自分で自分を気遣って、無理しない/させないことは大事だと改めて実感しました。
次の記事では、その翌日、菊池のグループライドについて書きますのでそちらもよろしくお願いします。ではこのへんで。
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