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いつか途切れる糸

良くないのは分かっていて、断薬している。
服用をやめたら数日で離脱症状が出るのが分かっていたから、それで死ねればいいと思って。

今日で3日ほど経った。
死にたいというか、何も無い感覚がある。
なんとなく料理をして、煙草を吸って、ドラマを見て、けれど外出はできなくて、眠くなるまで時間を潰す。

死ぬには準備がいるから、あれを買わなきゃこれを買わなきゃと考える反面、2週間後の母親が来る日には何をしようとか選挙のあれこれをしなければとか9月の舞台チケットを発券しなきゃとか、ずっと先まで生きることも考えている。
ハッと我に返って、別に死ねば関係のないことだと思い出すとひたすら空虚で不毛だ。


足元がぐらついている。
踏み外せば死があって、毎日倒れ込みそうになりながら、けれど何故か生きている。
私自身を繋ぎ止める糸は、私自身の期待だろう。
そのうち、ふっと幸せになれるんじゃないかなんて、そんな期待。
行動もしやしないで、転がってくるわけがない幸せを待っている。
それが何かも分からないのに。

なんだかんだで私は死ねないような気がする。
もういよいよ駄目だと思って友達に連絡すれば、話をしてそれだけでなんとなく励まされてしまうし、親など以ての外で。
今だって限界が来ればきっとまた精神科に縋り付くのだろうし。

「恥の多い生涯を送って来ました」を地で行っている。
そんな近況報告でした。

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