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ビアン奮闘記〜母の声〜

カミングアウトして一週間後くらいかな

郵便が実家に届いてしまったので実家に帰ることに。(日常茶飯事)
私はスッキリした顔で帰った。だって、何ももう隠し事はないからな。
カムする前も真ん中っ子だからなのか(そうじゃないかと言われた)カムして両親に拒絶されても全然平気な気がしてたのもあって普通に帰ったのよ。
やはり、その後考えたんだけどさぁとフィードバックがあった。
何を言われるのか。少しドキドキだった。
その時の大まかな回答としてはとりあえず前向きだったので良かったのかな。しかし、お母さんは泣いていた。何故泣くのか私には理解できなかった。私が男の人と結婚はしないと分かって悲しくて泣いているのか何なのか全然分からなかった。
話を聞くと、今まで悩んできてたのに何で話してくれなかったんだ。話して欲しかった。ということだった。
あーそうくるか。母親とはそういうものなのか。その時気がついた。
私の問題だし、話してもしょうがないと思って25年。子供を作ろうとしたから仕方なく話した私の心境からすると、母の言葉は予想がつくものではなかった。
実際私はこのネット社会に生まれ、調べれば同じような人がいることは分かる。人と違う人生を送るか友情結婚をするか二択なだけで特に悩みはしなかった。なるようになるだろうと。
だから、それを言われ、心の中ではそんな悩んでないよと思ったのは本心だよお母さん。言葉足らずでごめん。

結局、どうすることもできず普通に郵便物を受け取り時間をおくことに。頑張ってお母さん。泣かせてごめん。

とりあえず、そんなこともありました。という報告でした。思っていた以上に母親はカミングアウトにこたえてました。
カミングアウトは自分達にとっても一大事で自分の心も傷つくものになるかもしれない。
しかし、親も親で傷ついているかもしれない。ということも含めてカミングアウトという話し合いを。

てか、カミングアウトなんてしなくていい世界になれば良いんだけどね。○年後、カミングアウトなんて言葉がない世界、そして同性愛が普通な世界になってますように。

ps.兄弟には自然とカムすることになりましたが、現代的な考えの彼らは普通に受け入れてくれました。

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