#2 カツオと海の模様
晩ご飯には旬だと高らかに宣伝されていたカツオを頂いたので、日本酒をあけていた。
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指定されたリンクをクリックすると、地球儀に赤や緑の何かの流れがマッピングされている画像が映し出された。色や動きから、流れる方向・速度・温度・幅等が読み取れる。
色付けされているものは、「海流(Ocean Currents)」、今日のテーマだ。
ちょっと脱線するが、「Currents」は流れの他に、風潮とも翻訳される。
「風潮(ふうちょう)」
1 風と潮。また、風によって起こる潮の流れ。
2 時代の推移に伴って変わる世の中のありさま。
潮の流れから連想されるのは、海面に不規則に描かれる模様だ。不規則さが美しく、しばし目を奪われる。気のせいかもしれないが、日本の海ではよくこの模様に出くわすきがする。
釣り好きの妹に教わったのだが、この海面に現れる潮は、厳密には「潮目」というらしい。海水温度や塩分濃度の違いが原因だ。プランクトンが大量発生するので、好漁場の目印となるらしい。
先ほどいただいたカツオは、潮目にいたプランクトンを食べていた小魚を食べている間に釣り上げられたのだろうか。知る由もないが、生命の活気に溢れた場であることは間違いない。
小さな潮目があれば、大きな潮目もある。大きな潮目は、海流と海流がぶつかってできる。
ようやく、授業の本題「海流」の話に戻ってこれた。
「海流はどのように形成されるのか」
考えたこともなかった。
ここからが本題だが、明日は立て込んでいるので、後ろ髪をひかれつつも席を立つことにする。
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