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仏系青年とさとり世代

今回のコロナウイルスの問題は、自分の心の中と向き合わざるをえないですね。

自分への思い、他者への思い、家族への思い。いろいろ考えさせられます。

自分自身をじっくり観察してみたいと思います。

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さて、恥ずかしながらつい最近知ったのですが

中国では「こだわりもやる気もない若者」が増えており、こういった若者を「仏系青年」と呼ぶそうなのです。

中国メディアでは

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仏系青年とは「こだわりもやる気もない。何か聞くと『何でもいい』と答える若者たち」であり、現代の速すぎる生活リズムや激しい競争、プレッシャーで疲弊した90後(1990年代生まれ)の、社会に対する一つの対処法である

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と解説されています。

そして興味深いことに、この言葉は日本でその昔生まれた「草食系男子」がルーツになっているという話もあります。

さらにおもしろいことに、日本では「ゆとり世代」という言葉から派生して「さとり世代」という言葉も生まれています。

日本と中国という別の国で、奇しくも最近の世代を象徴する言葉として「仏」と「さとり」という仏教を思わせる言葉が選ばれていたことに、驚きを感じます。

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さとり世代の特徴として、バブル時代のような物欲がなく、恋愛にも興味がなく、無駄遣いもしないし疲れるような人間関係にもとらわれない、という一方で「ボランティアに大きな関心を持つ」ということもあり、

そういう意味でも「さとり世代」なのだと思います。

Wikipediaには

これまでの消費に重きを置く社会から、精神的な豊かさ、幸福感への移行期における、新しい価値を模索している世代

とも書かれています。

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この度の新型コロナウイルスによって、私たちの生活はすっかり変わってしまいました。

今後は「さとり世代」のように、豊かさや幸福の定義が変わり、新しい価値観が生まれていくのかもしれません。

今回の新型コロナウイルスの感染予防に関しても、

自分が病気にかからないように

気をつけるのではなく、

自分がすでにウイルスを持っているのだ、と仮定して注意深く生活をして、まわりに感染させないように気をつけることが、感染を広めないために大切なこと

という話を聞いて、まさに仏さまの心持ちだなあ、と感じました。

これからの時代は、仏さまが生き生きと活躍する時代なのかもしれません。

一日も早い終息をお祈りしています。

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