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スポーツ観戦を趣味にする人々 青森ワッツの好調を考える
シーズンも折り返しを迎え、ここでひとつプレからの課題がどうなったを振り返りつつ今後の展望を………
っていうか、ただ褒めまくりたいだけなんですけどね!
そう、順位・勝利数については言うことは全くなく、プレからの課題の解決が素晴らしすぎる。
・シューターが封じられたらどうするの問題。
・PG二人だけで大丈夫なの問題。
・B2下位チームにおける日本人ウィングやビッグマンって補強が難しいよね問題(青森は今下位じゃないけれども)
というプレからあった私の疑問点と、
・外国籍選手のチームワーク
・安定感あるフロント・チームスタッフの
について、語らせて頂きます!!!
シューター不調ならどうするの問題
開幕時のメンバーを見ると大地、野里、恭之介がシューターなのかなという感じで、福田も一応外がある選手かなと。福田以外はお馴染みのメンバー。
「青森のシューター」大地と野里
青森の昨シーズンまでのメインの得点源として「外国籍選手と外角」というのがあったと思うのですが、それを今季も野放しにしておくチームなんてあるわけない。というわけで、二人が出てくるととにかくマーク。スリーだけは打たせまいとする相手チーム。
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今季はどのチームもこの二人への警戒度が高く、シューターが派手に活躍できる試合というのがなかなか難しいように思えました。
恭之介の台頭
そんな中順調にPTを伸ばしてきた恭之介。
シーズン序盤こそは思うようにPTを得られなかったものの、持ち前の勝負強さを徐々に発揮し、シューターとしてのポジションを確立していったのでした。
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が、故障によりインジュアリーリスト入り。
またしても青森のシューター問題が……
シューターが封じられるならみんなで打ったらいいじゃない
と思ったのかどうかは知りませんが、そうなんです。いつの間にか
「スリーが苦手」
ぽく見えていた選手たちがどんどん打つように。
Bリーグ 2022-23 B2リーグ戦 2023/01/06 愛媛 VS 青森 | B.LEAGUE(Bリーグ)公式サイト (bleague.jp)
先日の愛媛戦game1では、モンゴメリー以外全員がスリーを決める11/28で39.3パーセントの3P成功率。この事態は私の想像をはるかに上回っていて、笑ってしまいました。
なんだよ、最高じゃないか。
一人2~4本打っているわけで、これはもう誰がシューターなのかよくわからない。
デイビスと池田のスリー
デイビスに関しては2020から2022まで18%台だったのが今季は現時点で37%!
……37%!?スリー得意じゃん!?
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そして池田、現時点での成功率は同じ位なのですが、2021-21シーズンのスリーの本数は60本に対して今季はすでに54本。
成功率も開幕1か月こそ少なかった(というか0/13)ものの、11月から見ると13/41で29%。PGに求められるスリーの成功率としては十分じゃないでしょうか。何と言っても勝負所で決めきるあたりがイケイケ池田。
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この「インサイド固めりゃいいだろ」と思われていた選手たちがスリーを打つというは従来のスタンダードな青森対策
「シューターに一人張り付かせてインサイド固めてスリーは打たせても他は外れるだろ」
が、効かなくなることに。
少しスリーが苦手だろうがなんだろうが果敢にスリーを打てるのは、リバウンド飛んでくれる選手のおかげ。
モンゴメリー、ヒサタケ、デイビス、福田、百音、内田、それから大地に野里に……そういえば池田も飛び込むし……ってリバウンドも全員飛んでるじゃない!?
やだ、素敵!!!
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PG二人だけで大丈夫?問題
B2下位チームのPGに求められる役割は大きく、一番に補強しなければいけないと言っても過言ではない(と個人的には思っている)。
そして、これまでの青森ワッツのPG陣もB2屈指の選手たちが在籍していたけれども、いかんせんPGに求められる能力も大きく、PTも長く、1シーズンコンスタントに結果を求められるが故の難しさがあるなと思っていたわけです。
會田と池田の2ガード
今季のPGはメインは二人。
會田君とイケイケ池田。申し分ない人選なんですが、これもやはり各チーム対策するわけで。
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むむ、これは1シーズン持つのだろうか。恭之介はシューターとしての起用が多い印象だし、外国籍も運べるけどやはりPGというわけでもない。
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と思ってみていると、ギアをあげたい時には2ガードという選択が。
これが実にうまく機能していて、落ち着かせたい時の會田、勢いをつけたい池田、ここが勝負とにかくコテンパンにしたい時の2ガード。
という感じで、PGの引き出しがぐっと広がる結果に。
會田にはスリーポイントが、池田にはドライブがあり二人とも得点力があるPGだからこそできることでもあるのですが。
常田か!
そんな感じでシーズン半ばまで會田と池田をメインに使っていたわけですが、やはり1シーズン戦い抜くにはそろそろ新たな引き出しが欲しい。
と思っていた頃にグングン活躍しはじめた常田。
常田、いけるんじゃないでしょうか!?
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その、愛くるしい仕種や表情からは想像もつかないくらい時に獰猛な常田。
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常田はパスも上手いというか、割と大胆なんですよね。それがまた會田、池田とも違っていて面白い。
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内田という選択肢もありそうですが、内田はSF寄りな起用が多くなるのかな。というのが今後の私の予想というか期待です。
B2下位チームにおける日本人ウィングやビッグマンって補強が難しいよね問題(今、青森は下位じゃないけど)
これ!これです!
降格を免れるには得点力のある外国籍選手とPGがマストなんですが、ともすれば「外国籍選手に入れてポン」なバスケになってしまう。
降格争いより一つ上に抜け出すには「日本人ウィング、日本人ビッグマン」の活躍が欠かせない。
毎シーズン難しいこちらのポジション、今季は上手く行った模様。
福田と百音
この二人がプレからずーーーっとリバウンドに飛びつづけてくれる。
福田にいたっては、リバウンドとれないとなんかあるんか!?って位リバウンドを取っている。ここ絶対リバウンド!という場面で福田がコートに立っているときの安心感たるや。
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コンディションの関係で欠場が続いていますが、早く戻ってきてほしいです。福田は外角もあるしね。
百音もよくリバウンドに飛び込んでくれて、百音はチャンスに対する嗅覚と思い切りが優れた選手だなぁといつも感動しています。
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百音は「周りのサポート上手な気配り選手」ってだけではなく、ここだと思ったら迷わず打つ勝負師な所も私は気に入っており、これは短い間に目まぐるしく判断をしなければならない3人制の経験から来るのかなって勝手に思っています。恭之介もほんとに小さな隙間からアタックしますしね。
たまに勝負が早い時もあるけれども、小さなチャンスを見送るよりは全然好き。一段階上に上がるためには、小さなチャンスを拾えないと無理なので、後半戦も思い切りプレイしてほしいです。
内田
そして、スピードスター内田。
ドライブに行ったと思ったら次の瞬間ディフェンスに戻っている、内田。内田はたまにコートに二人いるんじゃないの?って位速いですね。
内田もPTが増えれば増えるほどオールマイティな活躍をみせ、後半戦には内田のハッスル賞があるのではと期待しています。
個人的には内田の「そこ突っ切るんかー!?」というドライブが面白いので、1試合10本くらいドライブをお願いしたいです。
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たまに「やっぱそこは止められるよねー!?」、そして止められて「なんでだ畜生!」って感じなのも私的にはツボで、そりゃ、そこは止められるだろって思うのですが、ゴリゴリ筋肉スピードスター内田なら、ディフェンス全員なぎ倒してのドライブも可能かもしれない。
外国籍選手のチームワーク
いや、もう本当に、外国籍が揃ってみんなコートに立ってくれるだけでありがたいのですが、加えて今季の外国選手たちのバランスの良さとそのチームワークには感謝しかないです。
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デイビスのリーダーシップ、献身的なモンゴメリー、華やかなヒサタケ。
オールスター出場おめでとうヒサタケ
青森からオールスター出場選手が出るなんて。
本人もダンクコンテストにでたいという旨のツイートをしていたし、ヒサタケの純粋に夢を語る姿と夢に向かう姿勢が今季はとても眩しい。
無邪気さと真摯さと華やかさとを兼ね備え、プロバスケ選手としてキラキラしているヒサタケ。
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オールスターで難易度の高い技に果敢に挑戦する姿は、リーグ戦からも感じられるヒサタケのサービス精神とチャレンジ精神とプライドがギュッと詰まった姿で感動しました。
Unbelievable night. Thank you to everyone who came out to support! Enjoyed every moment tonight
— Max Hisatake (@maxhisatake) January 13, 2023
Respect to my opponents Koh and Sebastian. Hope we put on a show for everyone. Lastly, Thank you @B_LEAGUE for a great event 🔥
See y’all next year ✊🏾 pic.twitter.com/nnnnFZ0tH2
ヒサタケって、佇まいが上品なのよね。それも素敵。
ポテンシャルを発揮し始めたモンゴメリー
開幕当初こそチームになじむのに時間がかかるのかなと思いましたが、元々上手な選手。
回を重ねるごとに活躍を見せ、シーズン後半には「献身的なモンゴメリー」というイメージに「アグレッシブなイケイケモンゴメリー」というイメージが加わるのではないかなと思います。
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いつも思うのですが、できる選手というのはとにかくサボらない。リバウンド、ルーズ、ディフェンスに素早く戻る。シーズン序盤の「まだフィットしてないなぁ」と思われる時期や、やや上手くいかない時期に出来ることを全力でやるということはとても大事なんだなと勉強になりますね。
フロント、チームスタッフ
こんな不安なくシーズンを迎えられてそして誰も欠ける(怪我以外で)ことなく折り返しまでこられたのはきっとスタッフの皆さんのおかげ。
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高原HCの試合前にクレープを持っている姿や、選手と良くコミュニケーションを取る阿保AD、試合前のうそでしょ!?なストレッチを見せてくれる田原トレーナー、
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スムーズな試合に欠かせない通訳兼練習生の栗原さん。
常田が信頼を置く大島スキルコーチ。
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ほんとにほんとに、「心配事は今日の勝敗だけ」という状態がどんなにありがたく、目の前のゲームに夢中になれることか。後半戦も欠けることなく活躍してほしいです。
まとめ
というわけで、今季の青森ワッツの強さについてまとめてみました。
後半戦、B2中位というかトップ層以下の団子状態から一歩抜きんでるには今の状態に加え、
・フリースローの安定
・スリーポイントの安定
が必要かなと思います。今は勢いが味方してくれている部分も大きいので、安定した何かをディフェンス以外にもう一つ欲しいところです。
あと、やっぱり大地と野里のど派手なスリーポイント回を期待してしまいますね。
恭之介、福田が早く復帰しますように。特指の東海林君も活躍しますように。
選手、スタッフの皆さんが怪我無く健康に試合に挑めますように。
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私もプレイオフ貯金始めます!!間に合うかな!?
(近い所かホーム開催でお願いします)
来年またなにかやれたらいいな