見出し画像

【続編!】ギフテッド教育、才能教育、個性化教育のパイオニアに聞いてみた@YouTube

学びの個性尊重プロジェクトより、ギフテッド教育、2E教育、SEM-R、gifted women の研究で著名なサリー・リース教授へのインタビュー動画を公開しました。


レンズーリ教授の動画を出したのが7月末。あれからすでに2ヵ月です。

8月は日本個性化教育学会の自由研究発表で「おうちSEM」についての事例を発表させていただきました。その後、それについての論文もなんとかギリギリ書き上げました。本当は完成を予定していたインタビュー動画ですが、さすがにちょっと時間(と体力と気力)が足りませんでした。リース教授の字幕だけでも9月中に完成させることができて心からほっとしています。

リース教授には、主に以下のことをお話いただきました。
・学校での学びの個別最適化の具体的な手法
・LD/ASD/ADHDを持つ2Eの生徒への強みベースの支援&才能の伸ばしかた
・教授と同僚の方の「2e-ASDプロジェクト」の現時点での成果&示唆

とくに2E教育の、生徒個人の興味関心と強みを活かしたその具体的な支援の仕方や才能の伸ばしかたについては、教育者だけでなく親御さんにとっても参考にしていただける貴重なお話だと思います。ぜひ、より多くの方に観ていただけたらと願っています。

「才能を伸ばす」ことに抵抗を感じる方も多いように思いますが、ここでの「才能」はおそらく皆さんが思うほど凄まじい何かではありません。それに実際に伸ばしているのは(才能というよりは)個々人の興味関心に対する思い、つまり「好き」や情熱です。その「好き」や情熱を、個々人の強みを活かして「才能 / 才能行動と呼べる(かもしれない)状態」まで伸ばしていくのが才能伸長であるSEMだったり、才能教育だったりします。

改めて記事に書けたらと思いますが、才能伸長の過程で伸ばされるのはスキルや能力、才能だけではなく、自己肯定感や自己効力感、自信、レジリエンスなどを高める(あるいは取り戻す?)効果があることもわかっています。ほんの一例ではありますが、私の息子も、才能伸長(=おうちSEM)を通して社会情緒的な面が著しく回復したり成長したりしました。学びへの情熱や意欲も、楽しさ、生き続ける意味も取り戻すことができました。親としては才能が伸びたであろうことよりも嬉しかったです。

リース教授のお話は、LD/ASD/ADHDはないけども凸凹感の強い息子を見守る親としても素晴らしくためになりました。教育関係者の方々だけでなく、子どもの育ちに関わるすべての皆さんに観ていただけたら幸いです。

今回の字幕作業・編集作業でお力添えいただいた皆さま、心から感謝しております。ありがとうございました。

学びの個性尊重プロジェクトの発起人である上田志穂さんからの、文科省の「特異な才能」のある子どもたちの支援に関する有識者会議の「審議のまとめ」とも密接に関わるメッセージも、ぜひ!読んでいただけたらと思います。有識者会議で打ち出された「個別最適な学び」「協働的な学び」は、レンズーリ教授の提唱するSEMとその理念を共有しています。


学びの個性尊重プロジェクトの賛同者であるロボくんママさんも、同じく有識者会議の最終案、「審議のまとめ」と、SEMについて、とてもわかりやすくブログに書かれています。


レンズーリ教授方にインタビューするにあたって質問提供にご協力いただいた関西大学名誉教授の松村暢隆先生も、ご自身のHPである2E教育フォーラムを更新されています。


最後まで読んでくださり ありがとうございました。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?