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『黄昏の岸 暁の天 十二国記 8』

十二国記の9作目。本シリーズは「0(ゼロ)」があるので、ナンバリングは8だけど、9作目になります。

『黄昏の岸 暁の天 十二国記 8』(小野不由美)

そのナンバリングでゼロを振られた異色ホラー「魔性の子」の種明かしにもなっている本作。好きなキャラクターが大活躍していて楽しい。これまで読んできた8作品の隙間を埋めるようなエピソードもあるし、ファンにはたまらない作品ではないかしら。

そして、別の意味で堪らない作品でもありますね。

本作で解決しない話もあり、それは次作『白銀の墟 玄の月』で解決するようなのだけど、これがね、モヤモヤします。

オンタイムで本作を読んでいた人は、2001年に読んでいると思うので、18年もモヤモヤを残したままだったということよね? 私なんて、ついさっき本作を読み終わりましたが、もうモヤモヤがとどまるところを知りません。これを18年も我慢するなんて、さぞかしモヤモヤだったでしょう。

さぁ、次からはいよいよ4巻もある『白銀の墟 玄の月』に突入します。いつ読もうかな、すぐによみたいけど、あんまり慌てて読みたくないな。夏休みかな。

凄く楽しみだけど、白銀を読み終わったら、次があるのかわからないのよね? そう思うとなんだか読むのがもったいない。でも、読みたい。

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