本を読む体力
読書ブログの更新が滞っていますが、本は読んでいます。
平均して毎年200~300冊は読んでいるのだけど、ある日突然本が読めなくなる、なんて事がある。
私の場合だと、本を読むのは趣味というか習慣になっているので、朝、目が冷めれば気になる一冊を手に取り、パラパラとめくりながら歯を磨き、そのまま読みながらコーヒーを飲み、区切りがついたら仕事に向かう。
食事の時間は1人であれば(行儀が悪いけど)本を読みながらになるし、風呂では防水のKindleを使い、寝る前には晩酌をしながら本を読む。
これが、たまに本ではなくスマホになってしまうことがある。
どうしても本を読む気になれなくて、楽なスマホを手に取ってしまう。そして、どうでもよい(すみません)ショート動画を延々と再生してしまう。
動物が助かる動画、車が変な運転をしている動画、金属や木材が加工されている動画などが延々と、次々と、再生される。
気がつけば1時間近く無駄にしていて、悲しい気持ちになる。
本が読めなくなる期間は様々で、1ヶ月近く読めなくなる時もあるし、1日で終わる事もある。
どうしてこんな事になるのかなと思うのだけど、最近「読書を読む為の体力」みたいなものがあるのだろうなと思うようになってきた。
多くのRPGでは、魔法を使う為にMP(Magic Power / Magic Point)というゲージが用意されているが、イメージとしてはこれに近い。
魔法を使って攻撃や回復を行うとMPは減っていき、ゼロになると魔法が使えなくなる。宿屋で寝たり、快復アイテムを使うとMPは回復し元に戻り、また魔法が使えるようになる。
読書の場合、読書をするためのRP(Reading Power)が枯渇すると本が読めなくなる。手に取る事が出来なくなったり、手に取っても開いても文字を目で追う事が出来なくなっていたりする。
読書の為のRPは読書をしても余り減らないのが特徴なのだけど、心が疲れてくると減ってしまうようだ。
仕事をしすぎると減るし、嫌な人が近くに居たり、不安があると減る。
でも、体力が減ってもRPは減らないみたい。騒音が酷いとか、暑いとか寒いとかもあまり影響が無さそう。
どうやら、フィジカルよりも、メンタルが強い影響を与えている様子。
ただ、フィジカルも極限まで弱っているときは別で、そんなときはRPは低いままになっているようだ。
というのも、昔二度入院をしたが、そのときは全く読書が進まなかった。
私の場合、熱も痛みも引くと、あとは点滴に繋がれたまま二週間安静という形になったので、沢山の本を病室に持ち込んだのだけど、結局1冊も読めなかった。
あれは、今思えば体力も読書をする体力も、共に尽きていた。
ようするに、RPってのは集中力なのかもしれない。
結論としては、読書を趣味として楽しむ為には、読書の体力を維持する必要があり、そのためにはしっかり心を休ませようという事になる。
仕事はほどほどに、心配事はスグに解決させるか忘れる。そしてよく寝ること。ということで、今日はRPが低いので早めに寝ます。おやすみなさい。
「それって有意義だねぇ」と言われるような事につかいます。