見出し画像

インプットとアウトプットは両輪である『立花式読書論、読書術、書斎術 ぼくはこんな本を読んできた』

ほぼ毎日読書し、ほぼ毎日読書ログを書いています。

『立花式読書論、読書術、書斎術 ぼくはこんな本を読んできた』(立花隆)

押入れを片付けていたら出てきたので、パラパラと少し手繰ってみたら面白くて、ついつい読みふけってしまった。

出版されたのが1999年と、随分と古い本なのだけど、今読んでも十分に面白いし、読んで刺激になる事も多かった。本書、始めて読んだわけではなく、20年前にも読んでいるので、今回は通読したわけではないのだけど、前半の読書論、仕事場論の話がとても面白かった。

とにかく、インプットへの情熱がすさまじい。立花隆の場合、インプットの基本は書籍となるのだけど、万難を排して本を探し、買い、読んでいる。しかも、そのどれもが過剰気味で憧れる。とても真似できない。時間、お金、能力、すべてが到底追い付かない。本を読む為に会社員を辞めたりもしている。インプット熱が過剰だ。かっこいい。うらやましい。

そして、大量の蔵書を押し込むために建てたビル。通称猫ビルが心底うらやましい。

猫ビルの様子はこの辺りの動画で様子がつかめるかも。

そんな過剰なインプットは、著書や雑誌連載へのアウトプットに繋がっているのだけど、このアウトプットが素晴らしいのよね。内容もさることながら、とにかく、どんな分野に関する本でも、読みやすくて、説明がしっかりされていて、わかりやすい。専門的な内容になりがちなトピックでもすっかり咀嚼し、非常にわかりやすい言葉にして届けてくれる。


この記事が参加している募集

読書感想文

「それって有意義だねぇ」と言われるような事につかいます。