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時間とは何かしらん 『時間は逆戻りするのか 宇宙から量子まで、可能性のすべて』

ほぼ毎日読書をし、ほぼ毎日「読書ログ」を書いています。360冊目。

話題になっていたカルロ・ロヴェッリの『時間は存在しない』を読んで、わかったようなわからないような状態になってしまったので、もうちょっと昨今の物理学などでは時間についてどのようなトピックがあるのか知りたくて本屋を覗いてみたら、なんだかちょうど良さそうな本が売っていました。

『時間は逆戻りするのか 宇宙から量子まで、可能性のすべて』
(高水裕一)

表紙の絵が怖くなくなったブルーバックスです。

時間の話に入るにあたり、その前提知識を概要レベルでも良いからとにかく知らせようと、基礎的な紹介にページを多く使っている。その結果、ともてわかりやすいのだけど、本当に知りたいと思っていた事への説明が微妙に少ないというか、深堀りされていないように感じた。

とはいえ、それは網羅的であることの裏返しでもあるので、個人的には大満足です。特にループ量子重力理論について概要が知れたのが個人的な事情でとても良かった。


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