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【書評】 即席家族によるホームコメディ+スパイ+暗殺+エスパー 『SPY×FAMILY』

ほぼ毎日読書をし、ほぼ毎日「読書ログ」を書いています。369冊目。

本作は「ジャンプ+」という、ネットとアプリで漫画を配信する媒体で人気が爆発したそうで、閲覧数、コメント数などが過去最高に。さらに、単行本も売れに売れ、4巻で400万分も売れたそうな。なんだかノーマークだったのだけど、面白いよとオススメされたので読んでみました。

話はとある腕の立つ一流スパイの男に新しい司令が下るところから。その司令とは、ターゲットに近づき、信頼を得るためのカムフラージュとして、結婚をし、7歳の子どもを持てというもの。

紆余曲折あり、男はスパイであることを隠しながら孤児院で孤児の少女を貰い受ける。しかし、少女には秘密があった。彼女は被検体 "007"。とある組織の実験で人の心を読み取る超能力を身につけていたが逃亡、保護対象を求め各所を転々としていた。

紆余曲折あり、男はスパイである事を隠しながら偽装結婚を望む女性を見つけることが出来た。しかし、その女性には秘密があった。彼女のはコードネーム<いばら姫>。幼少から暗殺術を仕込まれなんとか家族としての体面を手に入れた。

夫婦は凄腕スパイと暗殺者、子どもは超能力者。3人の家族が、それぞれ自分の秘密を抱えながらなんとか家族として取り持とうと頑張るドタバタホームコメディー。

世界はヨーロッパ風のオリジナルな世界観で、スパイ組織があらゆるところに入り込んでいて、水面下で切った張ったの抗争をしている。どことなく映画ジョン・ウィックの世界観を思い出す。

もう、この設定を発明出来た段階で面白くなる事は約束されたようなもの。世界観を上手に使いながら、コメディと人情を上手く効果的に織り交ぜてくる、こりゃたしかに面白いよ。(今の所)エログロも無し。

サイトで最初の2話が読めるので、よろしければ是非。

ジャンプ+は『怪獣8号』も面白いよ。



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