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人生を変えた鳥

 初めてジャングルに入ったときにある鳥が頭上をピューーーンと飛んでいきました。

 Tucán(トゥカン),和名はオオハシ。

 テレビや動物園で見たことのあるこの鳥が,ボーダーのないジャングルの空を矢印みたいに飛んでいくのを見たとき,

なんて自由なんだ!!

と身体に衝撃が走ったのです。


 生き物はこうして自由な状態があるべき姿なのに。今地球上にいる生物はアンフェアーすぎる状態でそのほとんどが人間の支配下にあるのが現実です。

 森林破壊・海洋汚染・大気汚染・密猟・・・・勉強すればするほど、どんどん見えてきて,「地球は不都合な真実で溢れている」を実感しました。

 一方で,便利で豊かすぎる生活を享受してきたわたし。

 本物のアマゾンに踏み入り,技を繰り出してる最中のピカチュウに濡れた手で触ったくらい衝撃を受け,身も心もプライム会員となった(?),わたし。

「わたし」だからこそできることってなんだろう?

・・・と考えたとき,出てきた答えが「ジャングル大帝」だったわけです。おそらく,人生の残りすべてを『ジャングル×世界平和』に賭けたい!と思う人間はあまりいないと思うので、

やれるとは言えない。けど、やるしかないんだ!

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とパッションが爆発。

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 ジャングルにしばらく滞在すると,生き物の様々な表情が見えてきます。映画やバラエティー番組でキャプチャーされるちょっと危険なジャングルなんてものは存在せず、そこには個々の生き物がただただいのちいっぱい生きていました。

 弾丸アリカイマン(ワニ)、ピラニアタランチュラといった、いわゆる「危険生物」も勿論いました。しかし,こちらが余計なことをしない限り向こうから襲ってくることは当然ありません。


 ちなみに、それを証明するために乗っていたカヌーからアマゾン川にダイブしてみましたが、そこにいたピラニアたちはわたしを確認するや否や、一目散に逃げて行きました。。
 また,アナコンダの巣穴のある沼まで遥々訪れましたが,彼らは鼻の穴を水面に出すだけで,ついにその姿は見られませんでした。。



みんな・・・シャイなんだからっ・・・


 メディアの影響でなにやら勘違いされやすいジャングルですが、そこは生命の宝箱です。一度その世界をのぞくと、どんな人にも新しい価値観が一つ以上インストールされること間違いありません。

 日本から、物理的にも精神的にも遠く離れたジャングルと日本の橋渡しをし、ほんまもんの野生動物たちの営みを感じることで、自分に・他人に・地球にやさしい生き方を選択する人を増やすこと。これがわたしのミッションだと思っています。


 あのとき頭の上を飛んでいったトゥカン。・・・やってくれるぜ。

 ミッション達成のためにこの先何をしてよいのかやっぱり分かりませんが,ビビビッとくる自分の髪の毛・・・いや、直感を信じて,アクションを起こし続けようと思います。

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