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12条スターサファイアの買付と、タイ移住に向けて🇹🇭

数ヶ月ぶりにタイヘ行ってきました!実は今回の旅では、石の買い付けももちろんですが、それ以外の目的の一つに、「タイのインター校見学」というミッションがありました。そんな訳でこの note では、前半に学校見学したことについて、後半は私がいつも行く宝石の街チャンタブリーでの話をしていきますので、ぜひ最後まで読んで頂けたら嬉しです(^-^)

最近出来たばかりのインター校

タイの学校を見学してみました。

現在私は4歳と0歳の2人の男の子のパパです。子育てをしながら、常に「教育」について考えています。そんな我が家の方針は、「勉強ができる子」よりも「どこでも生き抜けるたくましい子」になってほしいというもの。そのため、小学校に上がるタイミングで、少し海外での生活経験をさせたいと考えています。もちろん、それを実現するためには沢山の課題を解決しなければなりません。そこでまず第一歩として、現状をリサーチしています。

自国ではない場所で学校を選ぶというのはなかなかチャレンジングな事です。宝石を選ぶときのような「フィーリング」も大事ですが、立地、学費、ファシリティ、学校の理念など、現実的に見極めなけばいけないことが沢山あります。こういうとき私は、あれもこれもと期待して欲張らずに、大まかな方向性を決め、自分たちにとっての最低限の条件を明確にしてから選ぶ方が良いと考えています。なぜなら、選択肢は無数にあって、例えば学力レベルの高い学校を選んでも、結果的に学校と子どもの相性が悪かったり、先生の当たり外れがあって、何を持ってして良い学校なのかは、自分たちの基準次第でもあるからです。

我が家では、まず「英語と中国語を学べること」を優先しています。そして学校だけでなく日常生活を送る環境も全て含めて、子供のクリエイティビティに蓋をせず伸ばしてあげること重視しています。最近話題の言葉で言えば「非認知能力」といったところです。

さて、タイの学校は3つのタイプに分かれます。

1,タイの学校
2,バイリンガルスクール
3,インターナショナルスクール

この中で現地校は日本人と中国人のハーフである息子が通うのには現実的でないので、今回はバイリンガルスクールとインターナショナルスクールの計4校を見学してきました。

ホテルのような学校のエントランス

学費は年間60万~120万バーツと幅がありますが施設の充実度や教師のレベルの差(ネイティブとノンネイティブ)で学費は大きく変わってきます。タイ政府認可のバイリンガルスクールはタイ語での授業と、英語での授業が半々で、インターナショナルスクールでは完全に英語で授業を行います。

私たちが検討しているのはパタヤですが、このエリアだけで十数校あるので、学校選びは宝石選びよりも時間がかかり難しいです(笑)  しかし、本質は似ているように感じます。どういうことかというと、ある程度の判断基準を持たずに探すと必ず迷い、最終的には選べずにギブアップしてしまいます。

実は学校見学は2回目ですが、最終的には子供本人にも見てもらいたいので、次回はにサマーキャンプを体験させたいと考えています。とにかく、一歩一歩確実に進めていけたらと思います。

バンコクのインター校事情については妻がお話ししているので、よかったら合わせて聞いて見てください⬇︎


タイ・チャンタブリーで出逢う貴重な宝石

さてここからは買い付けのお話です。普段1人の時はタイのローカルバスを利用してチャンタブリーに行くことが多いのですが、今回は自由に時間を使えるよう、現地で車を借りて行ってきました。

高速料金所

(国際免許の更新を忘れていて、前日に焦って手続きしてきました 涙)

私が毎回チャンタブリーで買い付けしているのはサファイアですが、その中でも個人的に一押しなのが、この土地で採掘されているタイ・バンカチャ産のサファイアです。タイの鉱床は鉄を多く含むため、濃いめのサファイアをが中心で、特に東部の鉱床は「ブラックスターサファイア」を産出します。

ブラックスターサファイア

ご存じのようにブラックスターサファイアは、強い光を当てると、通常は6条の光のライン「スター効果(アステリズム)」が見られますが、今回はその中でも12条のラインが見られる大変珍しいスターサファイアを、新たに仕入れることができました!前回の旅で出会った12条をお客様にお見せしたらとても良い反応を頂きましたので、今回はそれを中心で探してきました。

ブラックスターサファイアのロット

前回の買い付けブログはこちらから ⬇︎⬇︎⬇︎

さて、「12条のスターサファイア?」と思う方がいらっしゃるかもしれません。簡単にご説明いたしますね。

そもそもスターサファイアの「スター効果」は内部に豊富に含まれる針状のルチルインクルージョンに起因します。一方向であれば光のラインは1本になり、トルマリンやクリソベリルなどに見られる『キャッツアイ効果(シャトヤンシー効果)』となりますが、サファイアの場合、ルチルは60°の角度を成しているため、そこに反射して生まれるラインは6条の星のように見えます。

幻の12条スターサファイア

12条というのは言ってみればその6条の星が2つ重なり合っている状態です。一方は通常通りのルチルに反射したスター。一方はヘマタイトインクルージョンに反射したスター。タイのコランダムは鉄を含むために、このようにヘマタイトに反射するスターを重ねて見ることが出来るのです。

ライトを当てながら12本の光線が見える瞬間は本当に嬉しくて、ポーカーフェイスをキープしながら、心の中で「やったー!!」とガッツポーズを取っています。そしてバンカチャサファイアはスターだけでなく、成長線が織りなす模様もとてもカッコ良いのです。

成長線の綺麗なバンカチャサファイア

毎回タイに来るたびに新たな発見があり、
それが私の探求心をくすぐります。

皆さんもチャンタブリでの宝石探しの旅、いかがでしょうか?
タイから連れて帰ってきた幻のスターサファイアをオンラインショップに掲載しました。ご興味ある方はぜひチェックしてみてください (^^)

オンラインショップ:(サファイアは6/22(土) 21:00 販売スタート!)
https://www.selshastone.com

インスタグラム:
https://www.instagram.com/selsha_stone

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