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【SELSHA通信9月号】天然石のコピーライティング!?

コロナの影響で友人と会う機会は少なくなり、メールやLINEを使って文字のやり取りが増えいます。そうすると、いままで以上に自分の言いたいことを上手く伝えるために"工夫"が必要になりますよね(^-^)

日頃情報発信している方は特にですが、人と関わる仕事ならどんな人でも、自分の作ったモノや考えたことを相手に伝える時に、どうやったら上手く伝わるのか、ということを悩んだことがあるのではないでしょうか?きっとそんな方は今回ご紹介する書籍から何かのヒントが得られるはずです。

そしてブログの後半には「今月の天然石」を簡単に紹介して終わりたいと思います。最後までどうぞお茶を飲みながら、ゆっくりお楽しみください。


では、いきますw

今月取り上げたのは、業界の重鎮、中村禎氏が書いた『最も伝わる言葉を選び抜くコピーライターの思考法』です。タイトルからしてコピーライター向けの本かと思いきや、意外と応用範囲が広く、会社勤めの方や自営業の方も共感する本なのではないかなと思います。そして、なによりすらすらと読みやすく、1日もあれば読み終えられます。

個人的に印象に残った部分を以下の3つにまとめました。ちょっと面白そうだなと感じましたら、ぜひ書店で立ち読みしてもいいし、
Amazonなら中古で100円以下で買えます!

1、良いコピーを書くには、良いコピーを選べる力が必要

出典:最も伝わる言葉を選び抜くコピーライターの思考法

先日ちょうどGIAのダイヤモンドグレーディングコースを終了したばかりだったので、私はまずこのページに食いついてしまいました (笑)  ダイヤモンド鑑定士になるためには、とにかく本物のダイヤを沢山見る必要があります。違う職業、例えばソムリエならワインの違いが分かるようになるために、沢山味わうことによって一定の基準を作ることが重要です。そして、コピーライターが良いコピーを書くためには、良いコピーを選ぶ目を養う必要があります。

共通して言えるのは、判断するための基準が必要不可欠ということです。皆さんの場合に置き換えてみるとどうですか?

私は自分の場合に置き換えて、良い天然石をお客様に提供するために、「良いもの」とは何かをしっかり定義しないといけないし、販売側がまずそれを選べるようにしないといけないと思いました。周りを見渡しても「最高級の〇〇」「超レアな〇〇」と主張している人が多く、でも当の本人達は ”本当の最高級" や"本当のレア" を見たり経験したことがあるわけじゃない。実は外的要因からなる判断軸に頼っている業者は少なくないです。

2,どんな職業も「クリエイティブ」

「クリエイティブ」を日本語に言い換えると『どうしたらいいかを「工夫」する』ということです。特に自分で商売している方は四六時中考えていると思いますが、ビジネスパーソンでも、取引先にプレゼンテーションしたり、商品の売り込みをする時に言葉選びで試行錯誤をしているのです。これ、全部クリエイティブな活動です。ただ、キーとなるのは「自分で考える」ということ。相手の気持ちを自分で考えること、だそうです。

本書の中では魚屋さんを例に、こう綴られています。

まず市場に魚を仕入れる「目」が利かないといけません。店頭に魚を並べる時に旬の魚を一番前に置いて、高級な大トロは奥に置いたりして考えます。接客するときは親しみやすいようにタメ口がいいのか、礼儀正しい敬語でいくか考えたりします。看板は手書きがいいだろうか、前掛けはどうしようか、などを考えます。これ、立派なクリエイティブです。こんなに真面目に考えている魚屋は少ないかもしれませんが、何も考えていない魚屋さんよりは繁盛しそうです。

出典:最も伝わる言葉を選び抜くコピーライターの思考法

実は去年プライベートのブログにも似たような内容を書きましたので併せて読んでみてください。


3, 学ぶとは「自分が感動すること」 教えるとは「自分の姿勢を見せること」


学校や会社、自分が置かれている環境が変わることで「学び」の定義が多少変わりますが、何歳になっても学べるものはあります。もうすぐ40代に突入しますが、今の私にとって「学び」とは隠し味のようなものです。「学び」がなくなってしまうと、なんだか味の奥行が無い人生になってしまうんじゃないかと感じます。学び続けることで豊さを実現していると思いますが、この本を読んで、学ぶことについてまたひとつの視座を見つけました。

脱サラしてSELSHAという天然石販売事業を運営するようになってから、学ぶことの判断軸が変化しました。ちょうどそれが本書で書かれている学びの定義に近いものがあります。

つまり、何かを聞いていて、はっとしたり、気づきがあったり、なるほど!と共感したり、これは使えるな、と思ったり。自分の心が動いた時に「学んだ」ことになるんだ、ということです。学ぶということは、自分が感動すること。感動するためには、「学びたい」という強い欲求が必要なのです。

出典:最も伝わる言葉を選び抜くコピーライターの思考法


先日届いたGIAのダイヤモンドグレーディングコースの終了証書を手にしてもなんかしっくり来ないんですね (笑)

沢山知識を脳に入れても、果たしてどれだけ身についたのはまだ実感がないので、これから実体験でその「感動」を見つけいきたいと思います(^^)

一方で、教えるとは何か?皆さんは考えたことはありますか?

本書の引用はこちらです。

自分の姿勢を見せること、手取り足取りやり方を教えることよりも「ぼくはこう考えてこう書いた、を見せること。真似したいならしてもいいよ、というやり方。こうやったらうまくいった。こうやったら失敗した。それを見せること。

出典:最も伝わる言葉を選び抜くコピーライターの思考法

本書の簡単な紹介はここまでにします。この本は営業やマーケティングのスキルを、別の角度から本質的に解説しているようだなと感じます。結局、大勢に向けた言葉は響かないが、逆に特定の「誰か」を思って紡いだ言葉が、たくさんの「誰か」に響くのです。

余談ですが、私はいくつかの音声配信を聞いています。時々気になるタイトルを見つけると、クリックして聞くのですが、実は内容の無いただの雑談だったしります。その時はがっかりしますが ( ゚Д゚)
 
本でもよくありますよね。「漫画でわかる絶対成功〇〇」とか、「確実に稼げる〇〇」など、実際に読むと落胆するような、いわばタイトル詐欺的なものが多いと思います。そういう意味でいうと、言葉選びは非常に大事ですし、中身が伴っていることはさらに重要ですね。

4、今月の天然石は…

さて今月の天然石は、この文脈から、パワーストーン界のタイトル詐欺『スーパーセブン』(笑) をご紹介したいと思います。といっても元々8月から掲載準備をしていたのですが、秋らしい色合いなので久しぶりにアップします♪

スーパーセブンについては2月のアメシストの回でも少し触れたのですが、これこそ名前だけで価値をあげてしまっている代表例じゃないでしょうか(笑)

元々はアメリカのヒーリング界の重鎮だったメロディさんという方が、7つの鉱物が一つに集結した状態の原石がパワーが強いとして名付けたそうで、ブラジルのエスピリトサント産で、彼女の鑑別書が付くものこそ本物とされるんだとか。そしてこの『スーパーセブン』という名前は商標登録されているため、別名『セイグリットセブン』とも呼ばれています。

しかし! 7つも入ったそんな原石はごくごく希少なもので、沢山の業者が儲けられる商売にはなりません。仮にそういった原石が沢山産出したとしても、それらをルースやビーズなどのサイズに加工すると、7種類全てを小さなサイズの中に含めるなど到底不可能です。

そこでどうなったかというと、市場では7つの鉱物を含んだ原石から取られたものであれば、バラバラな状態になっても『スーパーセブン』と呼ぶことにしているようです。産地もアフリカやインドも含めてOK。

ですが現実的には前述の通りそんな原石がなかなか存在しませんから、原石の状態で7種類が入っていたわけではなくても、1種類でも入っていれば『スーパーセブン』と呼んでいる販売業者は多いようですし、カラクリをよく知っていてそれを謳い文句にするのは、その方が高く販売できるからです (笑)

例えば、ビーズを繋げたブレスレットなんかを考えてみましょう。それぞれの丸玉は同じ原石から取られているでしょうか? いくつかの別々の原石から加工した玉を"7種類集めた" と考えた方が自然ですよね。それでも7つ集まったらなんだかドラゴンボール的な感じで強そうです。私も欲しいなあなんて思ってしまうので、それは消費者の思想や選択の自由だと思います。


 ゲーサイトインクォーツ Online Shop 

そんなわけで、今月掲載する”スーパーセブン” はSELSHA では〇〇インクォーツという至ってシンプルな呼び方で販売しています(^-^) 例えばゲーサイトとレピドクロサイトは共生していることが多いですし、ボディカラーでは無色透明のロッククリスタル、紫色のアメシスト、茶褐色のスモーキークォーツもムラになっていることが多々あります。

それら全てを記載するとものすごく長い名前になってしまうことから、タイトルには最も目立つ一種類を記載しています。もちろん作り手さんがスーパーセブンとして販売することは個々の自由ですが、この辺の石はよくお客様にも聞かれるかもしれませんので、予備知識として知っておくことをお勧めしますw

パワーストーンについてもっと知りたい方はこちらの音声配信を聞いてみてください(^^)/ 

私よりもっと石に詳しい人が語っていますw
      ↓ ↓ ↓

いつものように文章が長くなってしまいましたが、
ここまで読んで頂きありがとうございます。

今後も天然石とその周辺に感じたこと、学んだことを
そこはかとなく綴っていきたいと思います。
ご感想ご意見がありましたら、ぜひ #selsha1114でつぶやくか、
直接DMして頂いても構いません。
ではまた来月にお会いしましょう(^^)/

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