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小さな妖精のハーモニー


透き通った空気の中 朝の散歩。
空気は日に日に冬に近づき絶えず葉は舞う。

散歩道にある神社には、
葉が舞い降りる季節に「小さな妖精のおばあちゃん」が現れる。
まだ日が昇る前、薄暗い境内の中で毎日落ち葉を掃いている。
おばあちゃんは、小さな椅子付きのカートを押しながら現れ、
自分で作ったと思われる小さな箒で、静かに掃き始める。

おばあちゃんが去ったあと・・
落ち葉掃きをするおばあちゃんの気持ちが
御神木の銀杏の木の下にあった。



温かくほっこり・・・

心の中から
いいハーモニーが聴こえてくるようだった。