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寝ている時に腰が痛くなるのは、寝具のせい?

サロンにお越しくださるお客様からよくいただく質問の一つが寝具についてです。布団を変えたらちょっと腰が楽になったという話から、逆に腰が痛くなったという話まで、寝具を変えたことによって起きる変化は様々なのですが、寝具のせいで腰痛になっているわけでは決してありません。今回は寝具と腰痛の関係についてお伝えします。

寝ている時に腰痛になる人は、歪に冷凍された魚と一緒

寝ている時や起き抜けに腰が痛い人は、歪に冷凍された魚と同じです。冷凍庫がちょっといっぱいで、無理矢理詰め込んだ魚が歪に凍った状態を思い浮かべてみてください。

その魚を冷凍庫から取り出して、まな板の上に置くとどうなるでしょうか。まな板と接している部分と、浮いている部分があるのではないでしょうか。凍っているから当たり前だと思うかもしれませんが、筋肉が硬くなった皆さんの体も、この冷凍された魚と同じ状態なのです。

硬くなった筋肉は伸びる事ができない

硬い状態の筋肉というのは、縮んだ状態を解除できずに縮んだままになってしまっています。縮んだまま伸びる事ができない状態なので、まさに冷凍された魚と同じ状態なのです。

硬い筋肉が増えてくると、体が寝具に合わせる事ができなくなってきますので、寝具を体に合わせないと体のいずれかの箇所に負担がかかって、そこに痛みが生じるようになります。

寝具を変えても根本的に改善しているわけではない

寝具を変えることによって対処しようとしている人によく起こることなのですが、筋肉の状態というのは刻一刻と変化していきます。特に自覚症状として痛みを感じている場合は、筋肉が柔らかくなることよりも、より硬くなってしまうケースが多いです。

寝具を買うときに、体の状態に合ったものを買ったとしても、早ければ1ヶ月もたたないうちに自分の体の状態に合わなくなってしまう可能性があるのです。せっかく高い金額を出して買ったのにちょっと勿体無いですよね…。

解凍された魚は、まな板が反っていてもくっつく事ができる

寝具で根本的に問題解決できないのであれば、どうすればいいのか…。魚は解凍すれば柔らかくなって、まな板にくっつく事ができます。筋肉もきちんと伸びる事ができるようになれば、寝具に体を合わせる事ができるようになるのです。

仰向けに寝て腰が浮く人は腰側の筋肉ではなく、お腹側の筋肉が原因

痛みが腰に出るので、痛みを感じている腰側の筋肉が硬くなっていると勘違いしている人が多いのですが、寝ている状態で腰が浮く(腰のあたりに隙間ができる)という人は、「大腰筋」というお腹側の筋肉が硬くなっています。

寝ている最中や、朝起きた時に腰が痛くなっている人は、まずはこの「大腰筋」という筋肉を緩めてみてください。
初めてセルフ整体を試される方にはちょっと難しいかもしれませんが、自分で大腰筋を緩める方法をこちらで紹介していますので、ぜひ試してみてください。

まとめ

中には高い寝具を買ってしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ご安心ください。体の方が寝具に合わせる事ができるようなれば、最高の寝心地を取り戻す事ができます。

また、寝具屋さんで「自分の扱っている寝具は最高だけど、お客さんに更にいい寝心地を提供したい!眠りのサポートまでしたい!」という方がいらっしゃいましたら、色々と役立つ情報をお伝えする事ができると思いますので、ぜひ情報交換してみませんか。

最後まで記事をお読みくださり、ありがとうございます! まずは貢献ということで、無料でセルフ整体などの情報を公開していますが、サポートしていただけると、今後の貢献活動がやりやすくなりますので、非常に嬉しいです!