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時代は、私達の『絶対性』を求めている。

どうも、最近アートに好奇を駆られる Chiaki です。

2週に1回ほど、芸術館や歴史館などに足を運ぶようになって、3ヶ月になるのですが、アートを描く芸術家達への興味が止まりません。

何故なら、「どうゆう脳の構造しているのか?」 と絵や芸術に触れた時に、私が感じるからです。

例えば、私達の当たり前でもある音を作るアーティストも独特な世界観や感情、言葉を曲の中に置いています。
「彼らは何から着想を得たのか?」
「彼らの感情や感性は何に影響を受けているのか?」
などを強く興味が高まってしまうのです。

「凄いな〜」という安易な言葉でしか表現できないことに自らの感性の未熟さを気づかされましたし、まだ深く感じれていない自分に悔しさを感じています。

それと同時に、どうして人々は、こんなにもアートや芸術性に魅了され、情動を動かされるのかを個人的見解を含めますが、話していきたいと思います。



○社会は、”相対性”で動いている

※絶対性の対義語が、「相対性」である

・絶対性 ー ものが長く変化しない性質のこと。
・相対性 ー 他との関係のなかにある(相対)、という性質のこと。


私達の基本的に生きている世界では、表現するというより、

「正確にこなすこと」が要求されている気がします。

つまり、私達の社会は、「何を作りたいか」以上に、「何が求められているのか」という”相対性”に重きを置く社会であると思います。
(一概に言えませんので悪しからず)

なぜなら、これは人間の本能的機能が我々自身に働いているからです。

人間は自らの生存を維持する為に、他人や社会の動きを見ます。
それは、自分の行動や社会的ポジションが合っているかを確認する為の生命維持機能であり、防衛本能の1つです。

そしてこの本能は、、

優秀で善良な人間であればあるほどに「何が求められているか?」という需要や「どこに属しているか?」という地位や役職を考え、求めさせます。

そして、より相対性は加速していく

「何かになりたい」という感情だけが膨張していくように私には見えます。


現在の急速に進化と便利が進んだ社会において、

我々の自我は、社会の流れや姿によって、薄まっているのかもしれない。


○私達の絶対性とは何か?

まず結論を言えば、私達の絶対性とは、『個性や意思』であると考えます。

自分は「何ができるのか」、「何が好きなのか」、「何がしたいか」、「何を表現したいか」etc

つまり、「何かになりたい」という存在ではなく、「何をしたいか」という行動こそが絶対性の認知の始まりかと思います。

そうすれば、必然的に行動の理由を人は探すでしょう。

探していく過程で、その行動の理由は”社会的な相対性に従ったモノ”なのか、

それとも『自らの絶対的な部分である”意思や個性”』からきたものか。

きっと答えの輪郭程度は見えてくるだろうと考えます。


一度、自分自身の為の時間を設け、自問自答することも一興と思います。


○絶対的な「何か」を持つことから始めよう

ここまでの話を読んでくださった方には、少し誤解を与えているかもしれません。

まず、この話のポイントとして「相対性=悪」と言いたいわけではないことを理解していてほしいです。

理由は2つ。

①相対性の発揮は、人間の生命維持と繁栄、進化には重要であるということ。
→経済や社会の活性化と発展は、相対性の発揮が必要不可欠。
②相対性の高さは、人生の成功において必須であるということ。
→相対性の発揮は、社会的成功や内省のの充実・幸福の獲得に必要な「客観性」「批判的思考能力」「建設的問題解決能力」等の発揮に有効である。


勿論人間ですので、才能や適性、向き不向きが存在します。

なので、その上で私は、

自由に自分なりの『絶対性』を持つことを推奨したい。


なぜなら、自分自身の人生のおいての絶対的な「何か」を持つか否かで大きく人生は左右されるからです。

この「何か」とは、具体的に言うと、人生の意味やテーマ、目的、目標などを指します。

当たり前と思うかもしれませんが、実際、多くの人が人生の意味を持つことなく生きています。

これは、自らの健康や寿命にも大きく関係しています。

アメリカの健康と退職の研究をしている「The Health and Retirement Study(HRS)」の調査結果でも面白い調査結果が出ています。

**[調査目的]
50歳以上の人々の”人生の目的と全死因または原因別の死亡率との関連性”が存在するのかどうかの証明すること

[調査対象]
HSRに参加している50歳以上の被験者 6985人
→このうち 57.3%  は女性。
→平均年齢は、68.6歳。

[調査方法]
被験者の「人生の目的」の度合いをスコア化し、被験者が回答後、
5年間の追跡調査

※**被験者のうち776人は調査期間中に亡くなっている

[調査結果]
人生におけるより強い目的が死亡率の低下に関連していることを示された。
(人生の目的の有無が、全死因死亡率と有意に関係していた。)

人生の目的スコアが低い被験者は、スコアの高い被験者と比較すると、調査中に死亡する割合が2倍も高かった。
(スコアの低い被験者は特に心臓や血管の問題によって死亡していることが多かった)


この実験の他にも、

人生に意味を感じていたり、人生に明確な目標やテーマを持っている人ほど、「モチベーションが高くなる」ということが分かっていて、

他にも、、

人生の意味や目的を持つ人は、「睡眠の質が向上したり体内の炎症が減少したり老化がしにくくなる。」などの効果も報告されています。

人生の目的意識があるかどうかで健康で長生きできるかが変化するのはとても面白い結果だと私は思いました。

しかも、人生目的の具体性が増せば増すほどに健康的になり、仕事や人生における幸福度も高まると言われています。
(人生の目的意識が、体の炎症のトリガーになる遺伝子発現を減少させるという研究報告もあります。)

この情報からわかる通り、

⭐️健康と幸福の肝になるのが、「人生に対する目的意識」だ。

ということです。


私はこれを機に、人生について考える機会を設けました。

そして考えた結果、私の人生の意味は、
**
『健康知識などを用いて、多くの人々に貢献し、未来の世界がより良くなることの手助けをすること』**

そして、私の人生の目的は、

「自分の個性と好奇心を最大限に発揮し、成長し続けること」

だとわかりました。


その為に、

・健康の知識と自らの知見を広げる、自分の好奇心が向くものはやってみる

・失敗や挫折、他人の不満などからも学び・教訓を得る習慣化を獲得する 

etc


私はこんな感じです。

皆さんも改めて人生の目的・意味について考え、自らの健康と幸福を獲得し、有意義な人生を目指しましょう


○まとめ

少し話がそれていましたが、「人生の目的や意味」のような絶対的な自分の意思や個性を持つことは科学的にも重要であると言えます。

そして今後10年、「絶対性の需要」と「絶対性の価値」はより高まると私は感じます。

なぜなら、AIや技術の発展により、人間は自分達自身の意味や価値、できることなどをより考える。と考えるからです。


他人の価値観や意見、社会的な地位や役職など、

勿論、私達には、まだ相対性が必要です。

しかし相対性は、絶対性が存在しているから、初めて価値が生まれると私は考えます。

相対性があるから、絶対性がある。絶対性があるから、相対性がある。


ぜひ、柔軟でしなやかな思考、精神性を忘れないでほしいと思います。

最後に岡本太郎さんの言葉を置いておきます。

自分が何をやりたいか、何を伝えたいかが分かっていたら、技術は後からついてくる。

絶対性の高い言葉ですね。


今回の記事はいかがでしたか?
私自身、みなさんが理解しやすいような言語化まで落とし込め切れていない部分があり、表現が下手だったかもしれません。

この部分は今後も精進したいと考えているので、ぜひ期待して頂けると嬉しいです。


次の記事でまた皆さんに会えることを楽しみにしていますので、フォローなどしてお待ちいただけると幸いです。


それではまた会いましょう。それでは。

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