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『私なんか、ダメです』と言っている人が欲しがっているもの

『私なんか、ダメです』
『私なんか、できてません』

なんて言ってしまうことはありますか?

あるいは、そんなことを言っている人を見たことは、ありますか?


『私なんか、ダメです』
『私なんか、できてません』

と言っている人は、何を欲しがっているのでしょうか。

見方によっては、謙遜しているようにも見えるかもしれません。

でも、本当は違っていて、欲しいものがあるのです。

欲しいものは、

『そんなことないよ』

とか、

『できているよ』

という言葉です。

それを、相手に言わせようとしているのです。

そして、注目も欲しがっています。

もっと、かまって、もっと注目して

ということを求めているのです。

これは、自己否定感情を表に出して、欲しいものを手に入れようとしているのです。

自分の価値を下げることで、欲しいものを手に入れようとしているのです。

『そんなことないよ』

とか、

『できているよ』

という言葉をもらって、認めて欲しいのです。

過去の僕は、よくやっていました。

でも、これは、無意識にやっているので、気づかないものです。

専門用語を使うと、“ブルースタンプ”というものです。

“ブルースタンプ”は、自己否定感情から得る自己利益です。

以前の僕は、自己否定し、自分の価値を下げることで、相手から、認めてもらう、注目を集める

ということをしていたのです。

そのような生き方のクセを身につけたのは、子供の頃です。

『僕はダメ』そんな姿を母親に見せると、

「そんなことないよ」

という言葉がもらえるのです。

あるいは、

“ダメな自分”でいると、母親がかまってくれるのです。

子供の頃のダメな自分は色々ありましたが、その中の1つは、“少食な自分”です。

姉は、超健康で、ご飯もよく食べるタイプでした。

それに対して、僕は病弱で、少食タイプでした。

母親は、姉と僕を比較し、

「ほんとに食べない子ね!」

と言っていました。

母親から、注目してもらえたのです。

かまってもらえたのです。

それを子供の頃は、“愛がもらえた”

と誤認識し、成功体験ととらえたのです。

そんなダメな自分を母に見せることで、かまってもらえる(愛がもらえる)と無意識に思っていたのです。

それを、大人になっても、やり続けていたのです。

では、そんなクセをやめるには、どうしたらいいのでしょうか。

信頼できる人に、認めてもらう

ということが有効です。

信頼できる人に自分を丸ごと受け止めてもらう体験をすると、子供の頃の自分が癒されます。

そして、自分で、自分を認めてあげる

これで、外側にわざわざ求めなくてよくなるのです。

日本には、謙遜を美徳とする場面があります。

そんな場面では、謙遜をしてもいいと思います。

外側では、「まだまだです」

と謙遜します。

でも、自分では、自分をしっかり認めるのです。

自分に対しては、
『絶対にそんなことない』

『自分は素晴らしい』

と、認めてあげます。

それでいいと思います。

まずは、自分のパターンに気づいて、自分が欲しがっているものを、時には人の力も借りながら、自分で自分に与えて、満たしていきたいですね。

あなたが満たされることで、ほかの人にも優しくなれるはずです。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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