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怒涛の家探し ~10歳年下のドイツ人ダーリンとの旅~

初のアジア旅。
金なし貧乏生活がはじまる。

オーストラリアのワーキング・ホリデーからドイツ人彼と一緒に直接オーストラリアからタイのバンコクへ。

まずは怒涛の家探し。
6000バーツ(2万円程度)/1か月の家賃

で探す。

ネットではなかなかいい家はなく、毎度、写真との違いに唖然…( ゚д゚)とするばかりだった。

写真では、とても綺麗で家具も揃って新品状態。
そしてネットの説明も適当。
"家具付。全て揃ってマース。" て

しかし現実は、家具も何も無くすっからかん。綺麗なんてことはまったくない。そんな状態が当たり前。いったいあの写真はなんだったのか。と

期待はするもんではないと思った。

せめて 「ベッドと机があればいいな。」なんてぼやくと。

「トゥモロー ベッド OK OK!」と片言の英語でマンションの受付のおばちゃんと掃除スタッフのお姉ちゃん達が言ってくれる。が、

信用できるかいっ!

それどこからの情報よ?

ボロボロベッドが届きそう。もしくは何も届かない。ってなことがありえそう。しかもベットだけじゃ生活できんしな。。( ´⚰︎`💧 )


なので、Googleマップから気になるエリアを歩きながら良さげなマンションを探すことにした。

そして行く前には「部屋空いてますか?」の連絡をしてついでに英語が通じるか。も確認していたが、夕方になるとどこも「今からはムリムリ明日ね。」なんて言われる。

早く家見つけないと時間がないし。もう少し家探ししたかったので、断られたけど、ダメもとで行ってみることにした。

ら、なーんてことはない。

普通に空いてるし、24時間警備のようなとこがほとんどで、受付の人もいるし普通に部屋を見せてくれた。

"電話の無駄さ。"に気づいた出来事だった。

きっと、英語でベラベラ聞かれるし、電話の人も 「こいつらめんどくせぇ。」ムリって言っとけ。くらいな感じだったのだろう。

一週間ほど朝から晩まで一日中歩き、
やっと、
なんとか6000バーツ(2万円程度)/1か月の家賃の
"VIPマンション"という 名前だけは凄そうなマンションを見つけた。

家具もあり、ジムスペースもあり。
文字だけで見るとなんか凄そうだが、

ジムスペースは小さな物置みたいな場所に古いランニングマシーンらしきものといくつかのマシーンが置かれていて、いつからあるのかわからない飲みかけのジュースなんかがあり...窓もなく。

「使ってる人いるの?」ってつい聞いてみたら、
受付のお姉ちゃん苦笑い。( °▽°)/オイッ。
それなら"ジムあり"って書かないで欲しい。。

部屋は、wifiはないがインターネットはケーブルを繋げば使えるという。
半分壊れたキングベッドと冷蔵庫、電子レンジ、トイレとシャワーと小さな洗面台。

キッチンはないので、食事は外食になるが、コーヒーは家で飲みたかったのでケトルを買い、小さな洗面台でカップなども洗う。

外食と言うてもレストランとか近くにないし、そもそもお金もないので節約のためローカルフード生活になる。

まー、そんなこんなでとりあえず家は見つかった。

確か最寄り駅から徒歩30分くらい。
そしてスーパーマーケットから徒歩20分。

往復40分の道のりを、毎度水やミルクを買いに歩く。ちょー大変だったのを覚えている。

何が大変て、日本のような綺麗な歩道なんてものは無い。

屋根からは謎の水がよく降ってくる。
水はけが悪いのでよく水たまりがある。

ゴキブリはそこらじゅうにいる。そりゃあそうだ、狭い道のど真ん中にゴミ山があるんだもの。通れない。

信号はあってもないようなもの。自分たちの目を信じるしかない。
車は信号が赤だろうが青だろうが関係なくぶっ飛ばしてくる。
滅多に信号もないけど、あっても役に立たない。
轢かれたら、ひかれたやつが悪い。そんな世界だ。

看板も狭い歩道の真ん中にたっていたりして頭を下げて通る、電線が絡まって目の前に垂れ下がっているなんて当たり前、スーパーマーケットまでの道のりはまるで大冒険。

ひたすら無言で障害物を避けながら歩く。完全装備で薬草も持っていきたいぐらいだ。

そんな最初の生活。

ローカルフード初挑戦など

次回、まだまだいろんなアクシデントが待ち受けていることを2人は知る由もない。

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