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【内海聡】氣と精神Ⅸ

~トラウマとジレンマ~
トラウマ:心的外傷、心の傷
ジレンマ:二項対立している事象、心の表裏(太極図と同じ)
深層心理:潜在意識と顕在意識
    氷山に例えると水面から出ている一部と水面からは見えない大部分


■ジレンマ表 深層心理をみるための精神分析
表層意識(表面上の精神)/言ってること、思うこと、記憶、本音
無自覚の精神(推測できること)/やっていること、行動、結果、本能
・やり方
問題となっている人間関係に〇✖△等を記入し、その理由を考えていく
本能/普遍的に存在する感情 愛されたい、褒められたい、認められたい等
好きも嫌いも含め自覚しているのであれば、それは表の要素
それに対し反対の意味も考えてみて、自覚できてない裏の要素も出してみる
生い立ちなど、自分の行動や結果として出ているかジレンマの考察をする
何度も繰り返し掘り下げ考察しなければ、全ての氷山はみえないので、
深層心理の分析にはならない
ジレンマを理解し、相手の心理に立つための手段

家族であろうが相談者であろうが口にしていることは表向きの意識なので、
そのままを信用してはいけない
嘘をついているわけではなく、ジレンマを考えるには無自覚の意識が重要


■トラウマ
裏の精神で心の傷、覚えているけど隠しておきたいもの
大人になっても残っていて、無意識化で自分の行動に反映する
仕事選び/彼女選び/お金に対する捉え方/社会に対する価値観 等
全てにおいて影響しているにも関わらず、気付かずに行動している

精神分析する上で大事なのは、自覚しているトラウマではなく、
本人も気づいていない深層心理のトラウマを解明することが大事

例)学生時代のいじめがトラウマの場合
 いじめ=自覚はしているけれども隠している、本音レベル
 すでに社会人となりなんらかの病気があるとする
 現状にいじめのトラウマが影響している可能性はあるが、
 本人の自覚している表層意識なので、実は影響力は弱い

 それよりも生い立ちや幼少期を考える、覚えていないこと
 過去に家庭内で自分では無い人がいじめられていた経験がある
 都合の良い解釈で封印してしまっていることもある
 記憶にあっても忘れられている場合、無自覚の知らない話
 自分にとってはこの無自覚の意識の方が影響力は強い
 ただ本人が認識していないので、解消されずに根深く残っている事が多い

 実際に起こっているいじめは、周波数の観点でいくと自分が招いている
 可能性が高い。
この考え方が精神分析法である。

大元は裏にある無自覚意識なのに、それに気付けず表向きのいじめられた経験に囚われてしまう。
過去は変えられないので、その表面上のトラウマに執着していると、被害者意識が高まり、自分は守られるべき存在だと思い込む。
次第に依存症となる。
被害者意識を手放すための第一歩となるのは、深層心理の無自覚の精神にあるトラウマを探していかなければいけない。

深層心理の無自覚の精神=知らない、気付いていない、覚えていない精神性
どうにか思い出そうとしたり、考えても無駄
自覚できる精神が自分の心だと思っているので、そうじゃないものを追う努力をするのは自分でも難しい。自分では無いと感じてしまう。

少しずつでも理解できるようになると、自分や他人の隠れた意図(心理)がみえてくる。


■承認欲求
人間はみな、子供の頃の承認欲求を満たすがために生きている
自覚できる承認欲求として、トラウマやコンプレックスの解消するため、失敗や同じ経験を繰り返したりすることがある。
概念がややこしく、普段感じている感情や好き嫌い、恨み、愛着など以外の実感できないものは精神性として感じられない、言語化できずみえてこない

学問は勘じゃダメ、ルールや構造と哲学的にも理解していくことが大事

https://youtu.be/_i52Gq0BXko?si=nSVE7FW9wjc2iUYC






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