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スキルを磨き続けるフリーランスが企業の成長を加速させる

(文:SELF編集部 かつ しんいちろう)
奄美市は、市の施策として「フリーランスが最も働きやすい島化計画」に取り組んで、もう7年になる。多くのメディアで取り上げられ、移住を検討するフリーランスの呼び水になっている。

都会に出た島出身は、都会のメディアに自分の故郷の取組を知り、実家に電話をする。すると地元でもニュースは伝っているので、「そうらしいよ。」ということになる。
初めて奄美に来る人も「フリーランス 移住」で検索すると上位にこのサイトがヒットするので、行ってみようかということになる。こうして移住してきた方も多い

他方、今、コロナの影響もあり企業の副業、兼業解禁も増えてきている。働き方の多様性が大きく広がっている。副業、兼業するためには、「私はこれができます。」という専門性が無くては働く先のクライアントが見つからない。

また、一生一つの組織に縛られないという生き方も少しずつ増えてきている。そもそも会社勤めという働き方自体、人類の歴史からすると最近の事なのだ。変わっても不思議はない。

では、独立すればよいかというと、そう簡単ではない。自分の売り物であるスキルを磨かなくてはならない。そうしないと仕事にならない。
加えて、必要としてくれる人にアプローチして、成約してもらわねばならない。私の周りを見ても、このアプローチ、企業で言う『営業』をやれている人が少ないように感じる。

今回の鹿児島県の事業「令和4年度 鹿児島県起業人材フリーランス育成・支援事業」では、フリーランスにセルフプロプロデュース、案件管理、経営管理を学ぶ場を提供する。

さらに、企業には自社が伸びるためにピンポイントで必要な人材を適宜使うトライをしてみることを提案している。

例えば、自社に金曜日2時間作業療法士に来ていただきストレッチ指南をしていただくことは労働環境の改善につながる。作業療法士にも自社の事を知っていただき労働環境改善のアドバイスをもらうのも良い。

夕方にコントラバス奏者に来ていただいてコンサートを開いたり自社のメロディーを作ってもらったり、開業医の開店する「なんこつ丼デリバリー」をイベントに頼んで、医療の話を聞くのも良い。

自社商品のパッケージングや商品説明を地元のプロにお願いすることで、より商品に込める思いが伝わるかもしれない。

事業の背景
人口減少が進む中、地域経済の活性化や持続可能な地域社会の形成を図るためには各地域において起業する専門人材の確保が課題となっています。
IT 技術の活用などにより、地方での働き方も多様化し、フリーランスといった働き方が増え、誰もがフリーランスとして活躍できる可能性があります。
特に、技術や技能を持つフリーランスは、様々な地域課題の解決に資するだけでなく、地域企業との協業や新たなプロジェクトの創出などにつながることから、起業の担い手と期待されるフリーランスの育成・支援を図る必要があります。

『かごせん』事業の背景より

と、いうことで、本日ローンチしたサイト、是非ご参考にしてください。
全4回開催されるセミナーもお待ちしております。


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