2024年も夏の文庫フェア開催中 本屋で本を買う楽しみをこの機会に!
夏真っ盛り!と言ってもいいくらいの気温が毎日続いていますね。いやいや、例年こんなに暑かったですっけ?まだ7月入ったばかりなんですがね。
さぁそんな7月ですが……もう既に始まっています!
何が、かと言うとそれは!そう、読書好き本屋好きな人たちには毎年恒例の「夏の文庫フェア」が開催されているんです。この時期は大体どこの本屋でも文庫本がズラーーッと平積みにされている姿を見ることができて、「ああ、今年もそんな時期なんだなぁ」とついついそのコーナーで足を止めてしまうものです。
もちろん今年も新潮社・集英社・KADOKAWAの大手三社でそれぞれに決まった企画を打ち出しています。今回はそれらをまとめて見ていこうと思います。
新潮文庫の100冊 2024(新潮社)
新潮社の文庫フェアは実は3社の中では一番遅く、7月1日から開始されました。
「燃えよ剣」などの時代小説や「老人と海」「ジキルとハイド」のような海外の名作、そして「君の膵臓をたべたい」で有名な著者による『か「」く「」し「」ご「」と「』のような比較的新しめのタイトルまでフェアの対象に入っています。
「新潮文庫の100冊 2024」では、対象の本を買った方にステンドグラスしおりをプレゼントするキャンペーンを行っています。
ナツイチ 2024(集英社)
集英社の文庫フェア「ナツイチ 2024」は6月20日から始まっていました。
ナツイチといえばもう定番になってきました、有名男性声優による朗読企画。今年もやっぱり行われていますよ!
今年は以下の5人。
上村 祐翔さん(「文豪ストレイドッグス」主人公の中島敦など)、木村 良平さん(「黒子のバスケ」の黄瀬涼太など)、津田 健次郎さん(「遊戯王」の海馬 瀬人など)、堀江 瞬さん(「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のチウなど)、山下 大輝さん(「ジョジョの奇妙な冒険 第5部」のナランチャなど)という面々。既に動画は上がっていますので、そちらで試しに聴いて気になったら対象の本を買いに行くのでも良いでしょう。
一番人気はやはり津田さんですかね。
集英社のフェア対象本は誰もが知る名作よりも新しめのタイトルが中心になっているようでした。
書店でもらえるプレゼントは、かわいい猫のしおり。もちろん早いもの勝ちです。
カドイカさんとひらけば夏休みフェア 2024(KADOKAWA)
角川さんの文庫フェア特設ページは……な、なんとnoteの中で運営されておりました。おそらくは、今巷を騒がせている例の騒動の影響なのでしょう。いろいろ大変だと思いますが、頑張っていただきたい。
角川といえば、やはりミステリやホラーといったジャンルに特化していそうですね。書店でもらえるのはコラボカバー。ですがこれは、特定のタイトルに限ったもののみ。んーちょっとこれは残念ですかね。
これ以外には抽選でのプレゼント企画があります。本の帯についている応募券をはがきに貼って送る形式。この時代にあえてのアナログ方式。しかしだからこそ、幅広い年代の方に公平にチャンスがありそうですよね。
いかがでしたでしょうか。
「最近は漫画だけじゃなく本全般を電子書籍で買うようになっちゃったなぁ」という方も多いことでしょう。たしかに便利です。家にいながら欲しい本をすぐに手に入れることができるのですから。
しかし、本屋で紙の本を手に取るあの感じ。あの感触は今でも捨てきれない体験ではないでしょうか。
この機会にぜひ本屋を訪れてみてください。
「不便、だがそれがいい」
などと、漫画「花の慶次」のようなセリフがつい思い浮かぶかもしれません。
この夏、読書を楽しんでみてください。